「夕映え」for Narumi Family
作詞作曲:新谷隼平
川上の空に夕映えが
ゆっくりと吸い込まれていく
あの日々が直接胸に流れ込み
形になり声になる
出逢ったのは16の頃
無口な君の隣が心地よくて
孤独な雪の降る街で
人生を共に奏でた
愛を失わないように
憎しみに支配されないように
なめらかな陽光を弾きながら
水面がさんざめく
あてもなくドライブしながら
助手席で聴いたあの曲を覚えてる
何気ない時間がいとおしく
訳もなく救われてた
それぞれの道を歩んで
君は守るべき家族を築いたんだ
絹のように広がる夕映えが
眩しくて泣けてきた
背負う悲しみは互いに
引き受けて深い憂いに寄り添うの
あらん限りの愛を込めて
この歌を贈るよ
どうか幸せであれ
2023.5.27 秋田千秋亭