貿易ゲームを塾でやってみて思う「ホンキを出す」ことの価値

貿易ゲーム、初めての塾開催。主催者は、豊田市の素敵な塾「塾屋」さん
小中学生とその親たちで20数人参加、果たしてどんな感じになるのだろうか、とやってきましたが、
もう、この先生のブログを読んでみて。めっちゃ臨場感あるから（笑）
塾屋のブログ

親子でやる貿易ゲームはなんどか開催していて、よく言われるのが「帰り道、家に帰ってから、夜、ずっと親子でこの話をしてる」ってやつ。「思春期の息子と話が盛り上がった」なんて声も（笑）

まあ、それが目的ではないのだけれど、なぜそうなるかはわかっている。
そりゃもう、本気でやると、実に面白いから。
そして、その面白さから悔しさを引き出すわたしのフィードバックはなかなかいいのよ（笑）。

もうねっとり観察しまくってるから。

ってことで、こちらで開催した貿易ゲームはとにかく、子どもたちの勢いが凄かった。
いや、大人も負けてないのだけれど、大人が威厳を示してみても、子どもはものともしない（笑）
どこもかしこも、対等だったね。

一番よかったのは、みんなが本気で勝とうとしたこと、だなあ。
だからこそ、本気の交渉があって、くやしい！って気持ちになって、もっとああすればよかった、が出てくる。
思い切りやり切れなかった子からは「すぐ（リベンジ戦を）やりたい！」と叫び声が出てた（笑）

ついこの間、社会人の若手のみなさんとの貿易ゲームとは大違いだったなあ。何が違っちゃうんだろうねえ。
そのときのブログはこちら

本気でやる、本気で勝とうとする、一生懸命考える。そのことがさまざまなきっかけを生む。
わたしは、起こっていた事実を伝え、参加者の見え方とわたしのとらえ方の落差を知らせ、参加者の中でも違いに気づいてもらう。
自分がベストだと思っていた行動が、実はそうじゃなかったことに気がついて、その背景に自分のなにがどう足りなかったのかを痛感する。

その気づきの深さは「ホンキかどうか」で全然違う。

この日の参加者は大人も子どもも、よくわからず来たのにもかかわらず「ホンキ」があふれてて、だからこそ、終わった後でも延々とふりかえりが止まらないのだろうね。

でも、子どもたち、ほんとに光る場面がたくさんあったよ。
グループの中で意思決定が混乱したときに「これって何が目的？」と問いかける子もいたし、どんな交渉にも自分たちの軸をゆずらず毅然と跳ね返す子もいたし、なんどもめげずにやってみようとする子もいたね。
こんな子たちがそのまままっすぐ大人になっていってくれたら、頼もしいなあと思うよ。