若者の定着支援に関わる6回シリーズ、初回から「まるわかり」なアレコレ。

愛知県のこちらの事業で登壇シリーズ始まりました
（企画・運営はNPO法人　働く人の笑顔創り研究所さん）

地元の中小企業を愛知県として支援する事業の一つで、早期離職を防いでイキイキと活躍できる若手人材を育てよう、って主旨かな。これすごく大事なのです。
採用はゴールじゃないのに、採用までは丁寧に対応していても採用したとたん「めっちゃ雑」になる職場は多い（悪気はない）。これ、口説いているうちはマメな男性のごとくよ（笑）。結婚したら安心しきって、妻には気を使わない。ありがとうとか助かるよとかそんな水臭いこといちいち言わなくてもわかるだろ、的な（昭和だｗｗｗ）。

大手企業に入って、新卒だけで50人います！みたいな職場はいいけれど、多くの中小企業は新卒が1人～5人程度だったりして、しかも、職場に入ったらすぐ上が40代とか普通。同期ってものがほとんど存在しなかったりします（いても拠点が遠かったりね）。同期がいなくちゃいけないことはないけれど、励ましあったり、ときに愚痴を聞いてもらったり、刺激をもらったりと同期がいるメリットはかなりあります。
だから、この取り組みの目的の１つは「職場外同期＝地域同期」を作ろうってところにあります。だから県が主導するのだよ。いい事業だね～。

もう一つはそういう若手人材の育成についてノウハウが少ない担当者、経営者が一緒に学んで、地元企業の人材育成の底上げになればいいよねっていう話でもあります。

こちらほんと、よくできたプログラムで（わたしが作ったわけじゃない）
１、若手が研修を受ける＆仲間を作る
２、↑の内容も組み込んで上司が育成のコツを学ぶ　ってセットになっています（それを名古屋と豊田の二か所で実施。手厚い＆しかも無料。受けない理由がないと思う）

で、昨日がその初回。↑若手が集まって貿易ゲームをやりましたよ。

若手といってもその職場で職歴が浅い人という解釈もOKなので、20歳くらいから50代までいましたが、ほぼ20代。この人たちがやってみせた貿易ゲームでのパフォーマンスがねえ、いやもう、なんといったらいいのか

お通夜か？　でしたよ（笑）

小学校で同じゲームをやると、隣の教室から叫び声が聞こえたり、こっちの教室の騒動が廊下に響き渡ったりというゲームなのだけど、なんだろう、ゲームの大半が普通の会議中より静かだったんじゃ？っていうね。
いろんな局面の変化があったり、アクシデントが起こるのにも反応が「超薄い」というか、抑制している感じがじんわりとあり、グループ内の会話も活発な時間が少ない。客観的で冷静、という風貌の人がパラパラ、もくもく作業って人がパラパラ、動いている人はいるけどそこも静か。だまって腕組みしてるだけの人がパラパラ・・・。

交渉の場面もこの会話、っていうか、これ、会話？

一方通行の言葉が、高速道路のそれぞれの車線を走ってる感じでしたよ。ひゃー（冷や汗）
もちろん新たな提案、ユニークなトライ、みたいなのはごくごく一部で、それも波及せず。。。。

久しぶりにふりかえりが「柴田砲」（笑）。

以前東京で開催した日韓大学生合同貿易ゲームを思い出して、「なんだこの風景の違いは？」となりました
⇒「ニッポンの若者」に見せねばと思った今日の貿易ゲーム（そのときのブログです）

でも、個別に話を聞いて行ったり、グループのふりかえりに突撃してみたりすると皆いろいろ考えていましたよ。ちゃんとね。ただ思ったことを言えてないとか、言ってるけど動いてないとか、やってみたけどすぐ引いたとか、なんといったらいいのか「あまりに最初の抵抗を超えようとする力が弱い」「とっても真面目ないい子たち」だったのですよ。

（そのあとの懇親会では、ほんとに熱心に仕事への思いとか聞かせてくれて、しみじみいい子たちだなあと思ったのだけど）

ここから何が懸念されるかがいろいろと思い浮かび、次の「上司の部」でどう伝えたらいいかなと脳内ぐるぐる中ですよ。

彼ら彼女らがこの先たくさんの壁を乗り越えて成長し、戦力となり活躍し続けられるために必要な「支援」の在り方を、具体的に上司のみなさんに考えてもらいたいなと思っていますよ。
（これ、24日なんだけど、空恐ろしいことに海老原嗣生さんとのリレー講演なのですよ。プレッシャーだわ・苦笑）

この先にもまだ、11月（豊田）12月（名古屋）と2クールやります。まだまだ募集もしているので、興味ある方はぜひ、お申し込みくださいね。

⇒詳細はこちらです。

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【Q-taoワークショップ】
決められない、動き出せない人のための「リーダーシップ入門」
日時　10月20日（土）午後13時30分～16時30分（開場13時15分）
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