FPSに近いSFモノだと思って始めたら、SFモノではあるけど古典的なRPGだったエレックス2の感想です。

 

  クリア時間やボリューム

 

 

 プレイ時間:54時間57分



本編を難易度『ストーリー』でクリアした時間。
主人公のレベルは53、サブミッションもおそらく7~8割はクリアしたんじゃないかなと思う。世界に散らばっている各勢力にそれぞれ専用ミッションが用意されていて、それに関しては本来であれば周回前提で遊んでいく作り。
遊び尽くしたいなら素直に周回するか、各勢力へ加入しやすい状況のセーブデータを残して色々試してみるか・・というやり方になる。まあ実際は何周も遊びたくなるほど大きな変化があるとは感じなかったけども。

俺の場合は攻略メモみたいなもんを長々と書きながら遊んでたんで、実際はこの時間よりも早く遊べると思います。クリアまでの目安は30~40時間、長くて50時間といったところでしょう。

そもそもトロフィーで見るとエンディング到達率は8%となっていて、ボリュームだとか周回以前に合わない人にはクソゲーだとも思ったな😅😅



 

🏆 トロフィー取得:95%(47/51) 🏆


オンライン要素はないけど時限要素はありまくり
俺は普通に面白かったんだけど、トロフィーを意識すると面倒な部分がありますね。流れを理解できれば時限に関してはそこまで気にする必要は無かったりする。
後は選択肢で余計なもんを選ぶとミッションがそこで途切れたりする可能性があるから注意した方がいい。そこは常識の範囲で何とかなります。
 

常識なんて糞くらえだぜ!なんて人はどうなっても知りません😂😂


●勢力(派閥)に関連したトロフィー
本来であれば低レベルのうちにどこかの勢力へ加入している可能性が高い。
しかしトロフィーの獲得を目指すならどこの勢力へも加入せず、なるべく勢力(派閥)に関係ないミッションをこなした上でレベル30に到達したデータを用意するのが理想。そこから各勢力へ加入→トロフィー獲得→加入前のデータをロード・・で、それぞれのトロフィーを獲得していくと効率が良い。
ただし、クレリックへの加入は前提としてアルブへの加入が必要となり、同じくアウトローへの加入にはモーコンに加入している必要がある。レベル30以上である事も加入の前提となる勢力がある。

なのでクレリックのトロフィーを獲得するときはアルブ加入→クレリック加入までセットで進めるべきだし、アウトローに関しても同様。

 

その辺はネットを調べると書いてくれてる人がいるから、先にチェックして頭の中に入れておいた方が良い。何の情報も無しに遊んだ場合は幾つか獲得を逃がすトロフィーがあると思う。
ただしネット上に情報が多いとは言えないので、海外サイト含めてチェックした方が安全。


●スキルに関連したトロフィー
1周で獲得を目指すならレベルアップ時に得られるポイントをかなり温存する必要がある。
ゲームの最後にカテゴリーごとのスキルを全取得→データをロード→違うカテゴリーのスキルを全取得→繰り返す。ポイントの振り直しができないから、こうしないと周回するかレベルをめちゃくちゃ上げないとダメになっちゃう。

 



ステータスポイントの割り振りに関しても上のリンク先に書いてあります。
アホみたいに温存しても難易度が高まるだけだから、ちゃんとクリアできる範囲でやりくりすれば問題なし。AP(ステータスポイント)に関しては開始からレベル20までに得たものは全部使ってしまってもいい(筋力&体格最優先)
レベル20→レベル50くらいまででAPが300は貯まるだろうし、LPに関しても30~35くらい残しておけばOK。




画像は俺のクリア時のレベル、各ステータス、残ったAPとLPです。
ここからやりくりして全ジャンルのスキルを取得できました。余裕はそこそこあったから、もう少しポイントを使っても大丈夫だった😁👍


その他の累計カウント条件に関しては、セーブとロードを繰り返す事で数を稼げる
例として宝箱を開けた回数なら、事前にセーブして開ける→ロード→開けるの繰り返しで数はカウントされ続けていく。他の条件もそれを応用する事で手間が省けたり、クラフト関連でも無駄に素材を消費せずに済みます。

俺が取れなかったトロフィーはトラブルで加入できなかった勢力に関する条件の3つ。
こうなると、最初から再びレベル30までプレイ=2周目を20時間くらいはやらないとコンプはできないですね。難しくは無いけど何も知らずに遊ぶと周回が必要になる可能性が高いトロフィーの構成でした。


 

  俺の感想




洋ゲーあるあるな坊主頭のオッサンが戦うRPG。
見た目が同じような主人公のゲームはマスエフェクト、レッドファクション、GTA4、RICOなどなど・・。


●国内と海外での評価
Amazonを参考にすると、国内だとPS4版は賛否両論で★2が最多。
PS5版でも評価は分かれているけど最多は★3となっています。一方で海外のAmazonでの評価はPS4&PS5共に★5が最多となっている。

これはまあ納得だな~という感じで、国内では明らかに好みが分かれる。それなりに洋ゲーRPGを遊んでいないとわかりにくい部分も多く、翻訳も微妙なせいで少し混乱してしまう場面も・・。


例えば仲間の好感度が変化する場面だと、、

・キャラAからの信頼度が下がった
・キャラAからの信頼度は現在ランク●●です


とかさ、普通ならわかりやすい表示があると思います。
他にも笑顔やハートのアイコンが出てくるとか、メーターが動いたりとかね。

しかし、これがELEX2だと、、

・キャラAはそれを嫌っている
・キャラAはあなたを崇拝している


いや、どっちなんだよみたいな🤣🤣

前者が選択肢や行動によって信頼度がどうなったかの表示で、もう1つが現在の信頼度を表す表示なんだけど、まるっきり反対の事が連続で表示されたりもするから最初は意味わかりませんでした。

さらにはあなたを崇拝しているより、あなたの親友ですの方が信頼度は高い。
好感度を上げてるはずが下がったのか!?とビックリしたら、実はそうじゃなかったっていう・・。他にも敵が落とす武器はほぼ全て『壊れた○○』という名前になってて、俺は全部ガラクタだと思い込んでたのよね。
でもそれを集めて鍛冶で武器を強くしていくのがELEX2のシステムだった。わざわざ『壊れた』にする必要あるのかめっちゃ疑問です。

敵が落とす武器は全部壊れてるって北朝鮮より酷いだろ😭😭





ストーリーは前作から続いてる部分があるみたいだけど、別にやらなくても問題はない。ってか、国内のPSだと発売されてないからどうしようもない。
俺からすると初対面なのにこっちを知ってる人物がいたり、ちょくちょく回想シーンが挟まれたりと、前作を遊んでればおっ!と思うシーンがあるかもしれないとは思った。

とある惑星で侵略者みたいな連中と戦う事になる話。

流れはよくある洋ゲーRPGなんすよね。
フォールアウト、オブリビオン、ドラゴンエイジ、マスエフェクト、ウィッチャー3とかさ。色んな勢力や人物とコンタクトを取って協力を取り付け、最後は共に戦うっていう王道な流れ。
でもあんま熱くなれるストーリーではなかったな。

せっかく一緒に戦ってきた仲間たちも最後は空気だったし、似たようなゲームに比べると盛り上がらない。決戦の前に演説シーンがあったり、誰が生き残って誰が命を落とすのか!?みたいなドキドキもないし・・(笑)

何より酷いのは終盤。
絶対に忘れちゃいけないでしょってキャラの自己犠牲があったのに、絶対に触れなきゃいけない人物がそこへ触れないところ。かなり作り込まれてるゲームだったのに、肝心なとこで雑な作りになってたのは残念でした。

豊富なサブミッションと選択肢の多さは魅力ですが、逆に会話テキストが多すぎる&微妙な翻訳のせいであんま頭に入ってこなかった。サブミッションは選択によって相手を殺す事になったり、生かしたりと面白かったです。
1つ1つが短いから理解しやすいしね

もう少し見せ方を変えたり、翻訳がしっかりしていれば国内でも評価は高くなったかもしれません・・。高くなったといっても、せいぜい★3~3.5くらいでしょうけど(笑)




戦闘はまんまフォールアウト
近接武器なら武器を振り回すのと回避、後は銃や弓なんかも用意されていた。敵のデザインが30年前のRPGの敵を3Dにしたかのような古臭さでした。

これが俺の中では結構Good😁👍

でもアクションとして爽快感は無いから、ここも評価は分かれるでしょうね。
レトロゲーのRPGでひたすら「たたかう」を選び続ける事のアクションVerみたいなもんでしかねえし・・。でもそれがイイ!!と思えるなら、このゲームに合っている人だと思います😂😂✋

経験値によるレベルアップ有り。
レベルアップで加算されたポイントを振り分けてステータスを上げ、そのステータスで装備できる武器や学べるスキルが変わってくる。この辺も目新しい部分は無いけど、どっかで遊んだようなシステムが逆に良い感じ。

ある意味で原始的な戦闘&育成システムが俺には楽しかったです。




あとは殺人、盗みなど悪事を働くことも可能。
でもそんなにNPCが多くないし、殺して誰もいなくなってもな・・って感じでした(笑)

進行に影響しそうなキャラは死亡ではなく気絶でしたが、サブミッションに関わる程度のNPCや名無しはほとんど殺せるゲーム。ここもね、悪人度を上げるのはすんげー大変なのに、善人度をMAXにするのは簡単でよくわかんなかったですね。
救済措置なのか、単にバランスがメチャクチャなのか最後までわからんかったわ




とにかくこういうのが好きな人はかなり楽しめるゲームではあるけど、それは全体で見ると少数派である事は間違いない😭😭


コアな洋ゲーとまではいかないけど、それなりに洋ゲーらしい洋ゲー。
全く洋ゲーをやらない人によってはこれでもコアな作りに感じちゃうかも。普通のゲームに比べると不親切な面があって、似たようなゲームを遊んでないと理解できない部分はあると思う。

大作っちゃ大作なんですが、2022年発売のゲームと言われても信じる人はいなそう。
2016~2017年の大作、又は2013~2014年にPS3で発売された大作のリマスターと言われるとピッタリなゲームです🤣🤣

意欲作って表現がピッタリなんじゃないかなって感じた。




PS5版はトロフィーが別々のようだし、何年か経ったら再度プレイする機会があるかもしれません。今回加入できなかった勢力へ加入してクリアを目指す感じで😁✋