猪木さんの映画を観た帰り道にふと思った事は
猪木さんも
エガちゃんも
寅さんも
キヨシローも
自分の道を歩いていた
周りがなんといおうとも
自分の道を突き進んでいた
言い訳などしないところも
カッコいい
そして皆強いのにびっくりするくらい優しい
ふと
あるおばあちゃんの言葉を思い出す
2015年の子宮全摘術の時の硬膜外麻酔の失敗と言える何かがあった後の歩行困難と
そのミスを徹底的に隠蔽しようとする病院側のあれこれにへとへとになったあの頃
それでも歩ける様になろうという自分の努力と友人達や弁護士の言葉に救われて
どうにか自力で歩ける様になり─────
知りあいのおばあちゃんに
そんな自分の話をたまたましたら
それはつらかったね.......
と、静かに言った
今まで話した人たちの反応は
まるでドラマを観ている様な反応だったけれど
そのおばあちゃんは違っていた
本当につらいことを経験した事がある人の反応だった
そして
それは最大級の優しい言葉だった
なぜかさっきふとその事を思い出した
そしてあの時と同じく
涙が静かに流れ出す
懐メロなんて聴いたからかな
たまにはこんな日があって良い
猪木さんも
キヨシローも
エガちゃんも
寅さんも
きっと静かに涙する日もあっただろう
痛みがわかる人は
本当の優しさを知る人だと思う
立ち直れないほどのつらいことを経験して
強くなる
過去は過ぎ去ったものだから
それがつらいことだったとしても
今は良い思い出だ
今は常に過去になり
未来は常に今になる
時々
懐かしい歌を聴いて過去にワープしたりする
あぁ.....この時間の流れの不思議を考え出すと
もう.......夜が明けてしまいそうになる
そんなことを考える時間が
平和すぎてたまらない
どうか世界中にもこの平和が広がりますようにと
願わずにいられない金曜の夜