ラフィタフィ | pinocoのブログ

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巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
何があっても自分らしく生きる七転び八起きの精神でユーモアを忘れず生きています。

乳がん術後336日

ホルモン療法302日目



夏至が過ぎた


今日も絶望的に晴れている




昨年の6月6日に

ガンの告知を受け

7月20日の手術までのこの時期は

何もどうすることもできず

唯一出来た事は気持ちの整理だった


気持ちというものはとても興味深い


ひとつの事実に対して

嬉しかったり悲しかったり

と、人によってそれぞれで


一人の視点から見ても

その時々の状況で湧き出る気持ちが変わる


また、同じ事をやっていてもやる人によって

良いと思う方とそうでないと思う方がいて


何となくずっとその不思議について考えている







ガンになったというひとつの事実は

自分に深く刺さったけれど


病気になったからこそ気づけた事がある


様々な物事の真実であったり

それに対し気付く人の本当の気持ちであったり

何よりも自分の芯が更に強くなっていった



でも、出来る事ならもう病気はしたくない

出来る事ならもうこれ以上身体の一部を奪われる事はしたくない

出来る事なら自分の細胞たちとずっと足並み揃えて生きていきたいと思っている



今日も細胞たちに命じる


このしんどい身体の回復に全力を尽くせ

潜んでいるガン細胞はおとなしくそこに留まっていろ

もし動き出しそうになったら全力で阻止せよ



まるで学生運動のノリだなと

そう思うと可笑しいが

可笑しくはない

真剣に日々命じている


命がけなのだ






因みに自分は迷いの中にいるわけでもなく

こういう事を考える事が好きなだけで

ガンになったからあぁどうしようと嘆く事もしていない


ただあれこれ考えるのが好きなだけだ







清志郎のラフィタフィが聴きたくなるような

心地よい風が吹く朝



いつものように

どうでもいいことをあれこれ考える

平和な通勤のバスの中




穏やかな一日を