乳腺外科の外来受診の日
9時の予約時間だったが
8時半過ぎに名前を呼ばれ、診察室に入る
いつもの笑わないアイドルみたいな女医だ
医師『こんにちは』
自分『おはようございます』
と、しょっぱなから噛み合わないなと可笑しくなる
ここしばらくの不調と
腕の痛みと浮腫の様子を伝えるが
見た目はなんともないので伝わらない
浮腫みの違和感も今朝は取れていたので
問題ないと言われ
ここ数日で出てきた痛みは
女医はあまり気になっていないようだった
身体の怠さは
アロマターゼ阻害薬の副作用もあるかもしれないが、不整脈は乳がんとは関係ないからと言われ終わった
大学病院あるあるだ
身体のこわさもあるし
ああだこうだいう元気はどこにもない
この笑わないアイドルみたいな女医とは約1年の付き合いだ
患者がしっかりしなければいけないと思わさせる場面が多々あり
元気ならもう少し粘ったが
今日はそんな元気はどこにもない
一緒に入院していた方も外来に来ていたが、
その方にも顔色が悪いと言われてしまった
調子が悪いのは確かなのだが
個人の内科へ行けば
大学病院にかかっているから何か変化があればみてくれるはずだからで終わる
いつも、大学病院では『乳がん』しかみないということをいっているが
2015年に手術して歩行困難になった時もそう
大きい病院にかかっていると
クリニックでは手を出さない
母親の時もそうだった
まだまだ今より自分が元気だったので
病院側に何度も訴えて
良い医師と出逢うことが出来た
具合が悪い本人が
立ち向かうのは結構しんどい事だ
周りでああだこうだ言ってくれる方もいるが
具合が悪いのだ
はっきりいって
毎日の生活で精一杯だ
元気がある方が本当に羨ましい
話が逸れてしまった
戻そう
話しをした事を
女医はカルテに入力していた
今日はそこの確認が出来ただけで十分だ
なぜならこの医師は
病理検査の確定診断の説明をしてくれた翌週、
真逆の事を言い出したのだ
カルテを直していなかったと言っていたし
その時は自分も、ああそうか
くらいに思っていたが
今は
もしかしたら患者を間違えていたのではないのかと疑問に思っている
昨年のその時の様子はこちら
https://ameblo.jp/junkiyoshiro/entry-12759252373.html
https://ameblo.jp/junkiyoshiro/entry-12759255261.html
https://ameblo.jp/junkiyoshiro/entry-12759334725.html
https://ameblo.jp/junkiyoshiro/entry-12759348344.html
ひと昔前は
医者は偉いというイメージがあったが
今はそういう時代ではない
患者と医師は同等だし
人としてお互いを尊重し合い
信頼関係を持ち
病気について話せると良いと思っている
ところで
手術後の癌の再発転移の検査がようやく行われる
これも、術後半年でやって欲しいことを訴えていた
女医が、一度は『わかりましたやりましょう』と言ったものの
結局一年以上経っての検査になった
体調が悪いので
もう訴える元気もない
とりあえずあまりにも変なこと以外は
受け流そうと思っている
疲れてしまうだけだから
でも伝えることは伝える
それがカルテに書かれている事を確認が出来たのと
血液検査は今日やって欲しいことを伝え
採血はしてくれた
来週、形成外科の外来があるので
乳腺外科の外来も予約を入れれるならお願いしたいというと
『良いですよ、予約入れますよ』
と、いつも通り感じ良く答える
今日はそれで良い
それで十分だ
見るだけでお腹いっぱいになる検査の説明書
今日、病院で嬉しかった事がある
一緒に入院して
同じタイミングで乳がんの手術をした二人が、一年目の再発転移の検査をクリアしたという報告を聞いた事だ
一人とは逢えて直接報告を受けた
元気そうで
少しふっくらもしている
調子が良い証拠だ
その嬉しい報告は
調子の悪い自分にとって励みになる
そして何より
無条件にただただ嬉しい
自分は術後の傷口のアクシデントがあり
二人より色々遅れてしまっているが
人は人
比べるものではない
でも心の片隅では
正直ちょっと置いていかれたような
寂しい気持ちもある
8月の検査後
自分も一年目をクリア出来たと
嬉しい報告を出来るといいなと思う