11の魔法で子ども指導  -27ページ目

11の魔法で子ども指導 

池上正さんの「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法」という本を教科書に、

フットボール指導から学んだノウハウを活かして、

戦術的ピリオダイゼーション理論をベースとした『複雑系の指導』を追求中!!

僕は学校現場での”教師(講師)”と、サッカーチームやフットサルスクールでの”コーチ”をやっているのですが、同じ子どもを指導する上において、なぜか学校の先生方は指導が下手だと思うんです。

なにかこう・・・ 違和感を感じるんですよね。


それがここ1年ぐらい、ずっと悩みの種だったのですが・・・

今日はっきりしました!!




それは・・・

”コーチング”をしているのか?いないのか?だったのです。





Wikipediaから引用するとこうである。


「コーチング」


概要

コーチングを一言で言うと「人を育てるための一つの方法」である。 育てるということについてはさまざまな解釈が可能。 スポーツであれば技能が向上する、プログラミングであればそのスキルが向上する、ビジネスであれば営業や専門職などである。また、精神面での成長も「育つ」というように考えることができる。学習により人間は成長し育つが、学習しても身につかないことは多くの人が体験していことだろう。 コーチングでは、モチベーションを重視し、人が自ら学習し育つような環境を作り出し、個人をのばし、自ら問題を解決していけるようになることを目的としている。 スポーツ界での活用が注目されている。


目的

コーチングでは画一的な人間を作ることは目指さない。コーチングされる側の個人の能力を可能な限り引き出し、それにより個人の問題をはかったり、スキルの向上を実現することを目的とする。統一的なやり方を押しつけることはしない。これが一般的な「教育」との一番大きな違いである。 あくまで、個人を尊重し、個人の考える力を育てることが目的である。 スポーツの世界では個人を育てるのがよいのは理解しやすいが、ビジネスの世界では敬遠されるかもしれない。だが、会社の構成単位は最終的には個人であることから、個人の能力をいかに発揮させるかが、現代の企業の課題となっている。


コーチング技術

市販の書籍などには「傾聴」から始まってさまざまな質問の仕方などが載っているが、教科書に書いてあるままの質問を投げ続けるだけではコーチングにはなりえない。経験と心理学に関する素養などに基づいて、適切な分析と判断を行った上での質問でなければ、本来の効果は期待できない。また、スキルコーチングで多用される「課題」も本来めざしているスキルを育てるためのものでなければならず、難しすぎても簡単すぎても意味はない。 これらの「コーチングスキル」をベースとして、認めること、共感などの心理的なテクニックを用いながら、コミュニケーションをとり、モチベーションを高め、能力を伸ばし、スキルを身につけさせていくのがコーチングの技術となる。


コーチングの基本

モチベーション

これがなければ学習効果は決して上がらない。 自ら学ぶ、自ら問題を解決する、という姿勢を作り出さなければならない。

観察

すべての人間に個性があり、理解が早い人も遅い人もいる。個人の能力をそれぞれ伸ばすためには、同じ課題を与えても結果は異なることを前提とし、個人に対する観察、把握、分析が必須である。

適切な課題

スキルコーチングの場合には、これさえできれば、コーチングができたも同然である。観察に基づき、問題点や身につけさせたいスキルを抽出し、現状のスキルを判断し、難しいすぎず簡単すぎない課題を考えて、実施する。 課題に取り組みそれをこなすことにより成長が見込めるような課題であれば、それに繰り返し積極的に挑戦することで、人間は必ず成長していく、というのがスキルコーチングの考え方になる。

コミュニケーション

表情や動作などの非言語によるコミュニケーションを含め、コーチングを行う上での基本。 自分の主張だけをしたり、あらかじめ用意されたテキストや質問を読み上げるだけでは、コーチングにはならない。

考える力

コーチングを受ける側に、考えて自ら問題を解決する力をつけさせるのが、コーチングの最終的なゴールとなることを忘れてはならない。





学校現場にものすごく大切で、共通している事柄を赤ラインにしてみました。

現行の学習指導要領で大切とされている”生きる力”を養うには、まさしく赤ラインのことが大切なんですよね!!(今更?とか言わないでw)


もちろん僕は指導のスタートを”コーチ”から始め、そこから学校現場に入りました。

今でも学校の先生方の指導方法には違和感を感じ、「下手だなぁ・・・」と思いながら過ごしています。


でも僕と先生方の何が違うのか?

サッカーと学校の違いである、本当に「習い事」と「義務教育」の違いなのか?

大卒教師と、社会人経験者教師の違いなのか?

そう思う日々の連続でした。



これではっきりしました。


僕はコーチング法で子ども達を指導している。

学校の先生方は、昔からの一方的な教え方(ティーチング)で指導している。

だから、僕が入ったクラスは学級崩壊が沈静化するし、学校の先生方は学級崩壊を招いてしまう。


別に僕がすごい!!なんて言ってるんじゃないんです。


”コーチ”出身の僕は、いつの間にか”コーチング”が身についていただけであり(だって普段やってるからね)、僕の指導方法の基本になっていただけなんです。

ただ学校の先生方は知らなかっただけ。


要するに、知ってるか知らないかレベルなんですね(笑)



でも、僕はただコーチングを知っているだけ。ただコーチングしているだけに過ぎません。

コーチングが不必要な時もあるし、ティーチングが有効な時もある。
学校教育に風穴をあけるためにも、コーチング技術の更なる習得に励まないといけません。

レベルアップを目指さないといけません。



採用試験受かったら、コーチングスクールにでも通います。

実は、現在地元のJリーグ下部組織に元教え子がいます。
彼が小学校5年生の時に出会い、僕にものすごく興味を持ってくれ、
約2年間、下部組織のセレクション合格に頑張ってきた。

もともと彼はチームでは決して上手かったわけでなく、どちらかというと不器用で下手だった。
ただ、僕がその少年団を辞めさせられた時 に、
「コーチ、俺○○○のジュニアユースに入りたいから、俺の個人コーチやってよ!」
と我が家の門を叩いてきたことを思い出します。


その元教え子の公式戦をひさびさに観に行ってきた。




小学校時代は、小さい地域の選抜には選ばれていたものの・・・
地区トレセンに選ばれたことのないレベルの選手でした。

今ではJ下部組織でずっとレギュラー。
センターバック→サイドバック→ボランチ→トップ下と様々なポジションを経験しているが、必ずスタメンでレギュラーというところがすごい!!
また、現在は一つ年上のカテゴリーで練習しているのだから、本当に彼の才能と努力には驚かされる。

そんな試合の帰り、車で観に行っていたので、乗せて帰ることにしていたんですね。小学校当時の話などもしていました。

その時に本当にうれしい言葉を彼がくれたんです。





てか・・・コーチ。ありがとう。
コーチがいてくれたから、今このレベルの高いチームでサッカーに専念できる環境にいるし、ここまで成長できた。

本当に環境って大きいわぁ・・・
もちろん、いつレギュラーを取られるかってビクビクしながら頑張ってるんだけど、確か昔コーチが「お前は一番下手なんだから、どんな時だって日々努力してたら、いつかは報われるんや!」って言葉を今でも思い出して頑張ってんねん。
セレクションの2次選考に落ちて諦めかけた時も、コーチとコーチの彼女さんが敗者復活の練習会に連れてってくれたし、その時に合格できたわけで・・・
コーチの彼女にも感謝してんねん。
また次いつ試合観に来てくれる?
そん時は彼女も一緒に来てな。



だって(笑)

涙出そうになりましたわ。

ここまでこれたのは本当に彼の努力の結果だと思うし、僕なんて偉そうにアドバイスしていただけですから(笑)
でも、この瞬間がコーチしていてよかったなぁ・・・って思える瞬間ですね。



彼に学ばされたことなんですが・・・

つくづくジュニア世代の結果なんて、所詮成長過程の一環なんだっだって思う。

当時彼より上手かった選手やその保護者なんて、既に燃え尽きた後で、もう将来を悲観的にみている。


そんな子ども達を一人でも生まない様に、きちんとした技術や精神面を植えつけてやりたい。



もちろん、保護者にもね(笑)

実は先日の3連休中に、クラブチームU-10の8人制大会、地区予選があった。

うちのチームは32人ということで、2チーム均等割りをし、ハーフタイム全交代の、全員同時間出場で予選突破を狙った。


まずは予選結果としては・・・

Bチーム予選最下位(5チーム中)。

Wチーム予選3位(5チーム中)。

ドカーン蹴りエース攻撃のチームにはボロ負けしたが、他のチームとは接戦した内容であった。

Bチームは同グループに強豪が揃ったという不運もあったが、どの試合も決して内容は悪くなかった。

逆にWチームは相手に恵まれての3位。


惜しくも両チーム予選敗退・・・

これも我々指導者の責任です。




もともとこのチームを任された時から、ヘッドコーチとはこのコンセプトでいく予定であったし、どんな相手であろうと、その姿勢を覆すことはなかった。

しかしながら、そのコンセプトが、こんな形で花を咲かすとは思いもよりませんでした。


数学的考えではありますが、2チーム均等割りでハーフタイム全交代と考えると、単純に4グループ均等割りにしないといけない。

BESTメンバーでの実力で考えると1/4だ。

(まぁ、サッカーってそんな単純なもんでもないですが・・・)


そのメンバー編成でこの結果を出せたことに対し、まず子ども達一人一人の頑張りを評価してあげたい。

また、小学生特有のカウンター(ドカーン蹴り→エースのドリブル突破→GKと1vs1)による得点ではなく、ビルドアップからのポゼッションによる得点シーンが生まれたことは、非常にうれしかったです。

決して技術力の高くない選手が、ボールを保持しチャンスを作ったことも非常に喜ばしいことでした。

全員が足を止めることなく、常に動きながら考え・判断し・プレーしていたことにより、観ていて楽しいフットボールでした。



課題としては、土台にある1vs1の強さがまだまだ未熟であるため、

「全員攻撃・全員守備」

「攻守ともに動きながらのプレー」

「そのためのファーストタッチの質」

「ボールに寄る・パスしたら動く」

「奪われたら奪い返す」

「攻撃のために積極的にボールを奪いにいく」

「集中・集結」

「走り続ける」

という、チームコンセプトでなんとかやれた部分もある。


彼らが攻守にわたって、1vs1におけるレベルアップは必須であり、今後集中的に取り組んでいかないといけないテーマではないだろうか?

それをきちんとフットボールを行っている上で獲得させたい。

決して、ゲームで使えない”ただ1vs1が強い選手”を育てることはしたくない。




今回この予選10チームの中で、一番フットボールをしていたことだけは誇りに思っていたい。