9/17 丹後ウルトラマラソン 30キロ〜ゴールへ | Running diary フルマラソン3時間30分台へ

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2015年秋、ランを始めて7年半。22年シーズンは大阪マラソンで念願のサブ4、水都大阪ウルトラで100キロを達成できました。この記録で満足せず、更に上を目指して頑張っていきますが、いつかは記録を忘れて楽しく走り続けていきたいです。

おはようございます。


前回からの続きです。

もし宜しかったら、スタート前、前編もご訪問ください。

『9/17 丹後ウルトラマラソン スタートまでの備忘録』おはようございます。日曜日の晩にブログをアップしたのですが、たくさんのいいね!、コメントをいただき本当にありがとうございました。丹後ウルトラマラソンを振り返る…リンクameblo.jp


めちゃ長くなってしまったので時間がある時にお読みください。




写真がない為、Google earthを使います。

この時間は蒸し暑くて日陰もなく走る気力はありませんでした。

本当はかんかん照りです。サングラスをしていないと目が痛くなるくらいの蒸し暑さでした。

この交差点の手前のエイドで水分補給をしますが、なかなか足の攣りは良くなりません。

ゆかりんさんから甘草湯のお裾分けの話もありますが、数のこともあり私からお断りして、塩ジェルで凌ぎました。

甘草湯の件、お気持ちだけでめっちゃ嬉しかったです。

実はコムレケアを持ってたんですが。どのポケットに入れたか忘れてしまいました。ただ2RUNを見つけたのですぐ飲んで攣りが引くのを待ちました。



そして走りよりも歩きの頻度が多くなった時、コースは集落の方へ。

その途中コース沿いの住人が軒先でランナー一人一人に水を吸ったスポンジ🧽で首を冷やしてくれていたので私もやってもらいました。


めっちゃ

気持ちいい。


その時、お願いをして、スポンジ🧽をお借りし、一か八か攣った右脹脛を一気に冷やしました。すると...






足が復活!

奇跡的に攣りが治りました。🎉





住人にお礼を言って、ここから一気に挽回を図ります。

ゆかりんさんに追いつかないと。


そして午後1時15分、公民館に着き、ゆかりんさん、そしてぽねこさんとも合流。午後2時の制限時間に間に合いました。 


足攣りは治りましたが、今後のことを考慮し、梅干しなどしょっぱいものを食べたかったのですが、見つからず。さらにここでは蟹スープと丹後名物ばら寿司が振る舞われてました。

写真を撮るのを忘れましたので、ネットより拝借しました。


ゆかりんさんが食べるよう勧められましたが、少し食欲が落ちていた為すぐには受け付けず。

猛暑で頭がボーッとしていたのでまず帽子に氷を入れて頭を冷やします。ようやく楽になったところでばら寿司をいただきましたが、食欲全開とまでは戻らず、半分しか食べられませんでした。

体調良ければめちゃくちゃうまいんだろうな。用意してもらったのに本当にごめんなさい。


しっかり水分を摂って、体が落ち着いたところでゆかりんさんと出発。その時ぽねこさんはすでに出発されてました。



この期間は海沿いの町、丹後町間人(まじんではなく、たいざと読みます)にある第4関門まで約12キロ。集落をあるものの、日陰はなし、風もなく一番辛い区間でした。

恐らくランナーが一番苦しんだ区間だと思います。 


でもゆかりんさんはスローペースながら相変わらず先を走っていきます。その途中、コンビニで待っていた家族に声をかけられ、笑顔で返されてました。

ご家族の声援を受け淡々と走るゆかりんさん、ただものじゃない。ぽねこさんだけでなくゆかりんさんまで見失いました。



しばらく一人旅が続きました。

私も歩きを入れつつ、風のあるところは挽回しようと走っていきます。前を走るピンクの服装の方に、離されないようストーカー走りをしました。


そしてようやく40キロを通過。

残り20キロ、ようやくゴールを意識するようになります。


そしてその先のエイドで先に着いていたゆかりんさんがぽねこさんに心配そうに声をかけてました。

ぽねこさんは先程の内陸部を走る区間で熱中症に罹りかけたようで気分を悪くされ、笑顔がなくなってました。しばらく休まれたらと思いましたが、その後先を行かれました。

無理してたのではないでしょうか...。


私はゴールが近づいていることともうすぐ海沿いに出ることで気持的に楽になってきました。

ここから再びゆかりんさんと一緒に進んでいきます。まだ田園地帯が続きますが、ゆかりんさんに離れないよう後ろをついていきます。

しかし、その後ゆかりんさんも暑さでお疲れになったのか歩かれてたので追いつき、また会話をしながら歩いて進んでいきます。

まだ距離はありましたが、万が一歩き倒したとしても制限時間内に絶対ゴール出来るから、無理しないで行きましょうと話したと思います。


そして海に出る手前で集落に走る道は待っていた日陰ゾーン。歩きでお互い疲れがとれたところで第4関門の丹後庁舎を目指して走ります。

そして国道に出たところで高度400M碇高原を走ってきた100キロに参加されているランナーさんと合流。ここからは60キロ、100キロランナーと一緒にゴールを目指します。


そして15時20分ごろに第4関門丹後庁舎に到着。(制限時間1時間前に通過)

庁舎の向かいに神々しい岩がありました。


このあたりでゆかりんさんに声をかける女性が。ブロガーSiiさんでした。はじめまして。


先日、丹後の記事でいいね!をいただいたばかりで、当日応援にこられるということだったので、もしかしたらお会いできるのではと思ってました。丹後情報、ありがとうございました。  


ここのエイドでコーラを飲もうとするとゆかりんさんが...


「やたろうさん、これ飲むと怒られますよ、

コラ!って...てね。クスッ(笑)


ゆかりんさん、ぽねこさんに負けず劣らずの得意のダジャレをかましてました(笑)。

それを聞いていた女子高校生ボランティアにもウケてました(笑)。

45キロも走ってるのにめっちゃ元気。


ちなみにここで初めてパイナポーをいただきました。冷えててめちゃ美味かった。お代わりしたいくらい。



残り15キロ弱、お互いに力を振り絞って走って行きます。いきなり坂でも淡々と走っていくゆかりんさん。どんだけパワーが残ってるですか?


この辺りは景色が最高で足を止めてでも写真を撮る価値があります。


エイドを出て国道に出ると50キロの看板が。

やっと残り10キロ。


ですがこの先は歩くのも嫌になる長い坂が。

この時間帯、この坂を走る人はほぼ皆無。

この時今度は前左太ももに痛みが。足の疲れは限界に近づいてました。

明らかに筋力不足でした。

走りはやめて、下りが来るまでひたすらパワーウォークで凌ぎます。

そしてようやく坂の頂上に着いた時、下りで惰性を使って走って行きます。その勢いで55キロ手前で前を走るぽねこさんを発見。エイドも近かったのでぽねこさんに追いつく為に猛ダッシュ。

ここのエイドの水被りですが冷たさが半端なく、青年ボランティアの方が自ら「アラスカ、いかがっすか〜?」とランナーに声をかけてました。
体育会系のノリ...
私もアラスカを首から頭にかけてくれました。

ヒェー!
つめて〜!

これで完全に生き返りました。
その後ゆかりんさんも合流し談笑したあと、ここからは3人で60キロのゴールを目指して行きます。
ぽねこさんの顔色も先程よりは元気になってました。これで一安心。

実はこのエイドから先はルート変更により別の道を走るのでが、その道が強烈な坂道だったので、全員一致で歩きで。お話ししながら楽しく進んでいきます。

しばらくすると後ろから3人の名前を呼ぶ声が...。
何と丹後マラソンを誘ってくれた、るんちゃんが我々の元に走ってきてくれました。 

るんちゃんはランナーズアップデートを使って我々を探してくれてました。
ゆかりんさんの状況はつかめてたものの...、私がゼッケンを無くしたことなんて知らず。名前で検索してヒットするもタイムが全く表示されなかったので、もしかしてDNSしたのではないかと応援していた周りの人たちと大騒ぎになってたようです。
名前がまだ紛失したゼッケンナンバーと紐づいていた為、変更したナンバーを知ってないと検索できない状態でした。
ブログ的には美味しかったです。
でも道中ゆかりんさんとほぼ一緒に走っていた事を知り、びっくりされてました。

るんちゃんはその日コース沿いの宿に家族と一泊されるという事で、そこからは4人でゴールを目指して走って行きます。
るんちゃんがブログで綴ってましたが、ゴール近くでこんなおしゃべりをして走るランナーは私達だけだったと思います。
他ランナーは黙々と走っているのに。

それくらい最後の5キロは全体を通じて一番楽しく走っていたのでは...。

だけど、そんな時間もあと少しで終ってしまう。めちゃくちゃ辛かったはずなのに。


走り始めは猛暑でDNFも覚悟で挑んだ丹後ウルトラマラソン。


頭に氷🧊を載せて帽子を被る事で猛暑から逃れ、足攣りの誘いも克服し、走りと歩きを交互に使い、丹後のアップダウンを走ってきました。

またスタートからゆかりんさんと一緒に走り、声を掛け合いながら、お互い励ましあって丹後の難コースを走ってきました。初ウルトラとは思えないくらいの走りでした。

そして去年60キロを制覇されコースを経験されているぽねこさんの存在は本当に心強かったです。


今回の60キロの完走率は男性は5割切り。女性も約6割で全体では52.2パーセント。720人中376人しか完走できませんでした。



数字で示す通り、猛暑で過酷だった丹後ウルトラ60キロ。2人とも辛かったと思います。私にとって大切なブロ友さんとのマラソンが終わってしまうことにちょっと寂しさもありましたが、最後は3人で笑ってゴールをしたい。

残り2キロでゴールで見届けるということで一旦るんちゃんと別れ、最後は3人でゴールまで走って行きます。
ゴールが近いということでペースをあげたら、お二人に怒られました。大変失礼しました。

最後の直線の先の信号を曲り、ゴールゲート手前にゴール板があり、踏んだ時タイムが確定しました。


そして、ゴールゲートでは、ぽねこさん、ゆかりんさんと一緒にゴールテープを切りました。


最高のゴールの瞬間でした。



総括編へ続きます。

もう少しだけお付き合いください。