「頑張り屋」と言えば聞こえはいいが、つまり長所に思えるが、私の場合ムダに頑張れてしまうという短所なときがある。
あれやこれやのお題から物語を創るときの話である。
そのときそのときで筆が乗ったり、全然進まなかったり。
それでもとにかく、最後まで書く。書いてしまう。どんなに違和感やノリの悪さがあっても、絶対にEndマークをつけるぞ、ということだけ考えて頑張ってしまう。
初心者はそれ(=とにかく完結してみること)を勧められるが、もう数十年も書き続けている私は明らかに初心者ではない。
でも、ちゃんと結末を決めて構成を立てて書き始めたのに、出来上がってみると気に入らない。ものすごく違う、好きくない、失敗作、と感じることは多い。
途中でやめればよかった、方向が違う、そもそもこんな話は好みじゃない……等々、読み返す気が起こらない出来のやつである。
ついこの間書き上げた新作がまさにそれで……ため息というか、不満、がっかり、つまらなさ、力不足の自己嫌悪……そんな思いでいっぱい。
↓これです。
「もしもあの時……」がお題の短編。12分のSF。
初挑戦のジャンル、SFだから、というのも一因で、それはわかっているのだが、要するにかなりの冒険、トライアルだった。
近未来を想像しながら書いたのだけれど、頭がザルなので、読み直せばそのたびあちこちに落ち度が見つかる。その辻褄合わせをしているうちに、結末も何となく想定とは違ってきて、結局オチもない。
はあ……これ、公開したくない……
とウジウジ。
随分前から手をつけていたのに、ぐちゃぐちゃ直して放り出してまた直して、なんてやっているうちに〆切も近づいてきた。
で、もうこれ以上いじるのが嫌になったので、エイヤッと公開してしまった。
……でも、やっぱり好きじゃない。
というわけで「もしもあの時……」というこのお題でもう一作、過去作の焼き直しを出すことにした。
焼き直しを出したい、と思える作品は、つまり結構気に入っている。
アイディアを出し、ストーリーを膨らませ、キャラを作って起承転結の構成を考えて。
そんな風に作り方は同じで、かける手間も大体同じ。書いているスピードや推敲の量もたぶんあまり変わらない。
なのにどうして出来上がるとこうも好き嫌いが分かれるのか、自分でもよくわからない。
今回のSFについては、自分の能力の範疇を超えた、分不相応だった感もあるけれど、過去作を読み直してみるとそういう作品はいくつもある。その中でさえ好き嫌いが出る。
なぜだろうなあ。
自分の書いた作品なら、どれでも全部好きと言えたらいいのに、と思う。
(了)
焼き直し作品はこれです↓
「もしもあの時……」がお題の短編。 14分で読めます!(現代ファンタジー)
「へんしん」がお題の短編です! 4分で読めます!(詩・童話・絵本)
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「へんしん」がお題の短編もう一本! 9分で読めます!(コメディ)
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「失恋」がお題の短編です! 13分で読めます!(現代ファンタジー)
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***以下過去受賞作抜粋です***
✨第250回超妄想コンテスト「旅/冒険」がお題の短編で優秀作品に選んでいただきました✨
12分で読めます!(ヒューマンドラマ)
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✨第238回超妄想コンテスト「冬の朝」がお題の短編で優秀作品に選んでいただきました✨
14分で読めます! (恋愛)←ちょっと無謀なジャンル挑戦でしたが……_| ̄|○
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第231回超妄想コンテスト「天使」で、佳作をいただきました。9分で読めます!(現代ファンタジー)
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第213回コンテストで佳作に選んでいただいた「ポケットの中」がお題の短編はこちら↓
11分で読めます。(ヒューマンドラマ)
第185回コンテストで入賞作に選んでいただいた、「○○解禁」がお題の短編はこちら↓
14分で読めます。(ファンタジー)










