その昔、「東京ラブストーリー」とか「ずっとあなたが好きだった」などのドラマ放映日の夜には、街からOLが消えたという。
その頃にはもうビデオ録画という方法もあったけれど、なるべくオンタイムで観たい、なぜなら翌朝みんなで「あれはひどいよね」「あっちの彼にすればいいのに」等々感想を言い合いたい、という気持ちからだったと思う。
でも、時代と共に嗜好が細分化して、みんながみんな同じものに一斉に夢中になる、ということが少なくなったのかな、と思っていた。
だから観たいドラマがあれば、録画して時間があるときにゆっくり観る。少なくとも自分はそうなのだけれども。
それが、最近はX(旧ツイッター)でオンタイムにつぶやく様をよく見るようになり、そうやって知り合いのみならず、同じものに夢中になっている人同士つながっている感じがあるように見える。
え。
現代のみなさん、あれやこれやお忙しいのでは。
なのにその時間帯、テレビをしっかり見ながら感想のつぶやきをすぐさま流す?
すごい。
私の場合、どうしてもオンタイムで観るより家事やらお風呂やらのマスト事項を優先してしまう。
お気に入りのドラマやバラエティは、お菓子などを食べながらゆっくり、もう他に何もしなくてもいい状態で全力で観たいのだ。
そうしないと、例えば推理物である場合、細かい伏線エピソードだったり、意外な人物の思わせぶりな表情だったりを見逃してしまう可能性がある。
それが嫌で。
となると、なかなかオンタイムというわけにいかず。
それと、私の頭は、どうも感じたことを素早く的確な言葉にする能力に欠けているらしい。
「これに違和感があって、その理由はこうで、だから自分はそう思った」といった意見がまとまるのに、偉く時間がかかるのだ。
となると、やっぱりなかなかオンタイムというわけにいかず。
だから、番組の進行と同時に考察や感想をぎゅんぎゅん流せる人たちを見ると、「すごいなあ」と思ってしまうのだ。
最近は、あんまり芳しくない出来のドラマに対しても、「反省会」とかのハッシュタグで賑わったりもするとか。
確かに突っ込みたくなるドラマも多いけど、そして、そういう負の感想の方が、より盛り上がったりもするだろうけども。
物語を書く立場から見ると、そういうの、キツイなあとも思ってしまう。
ただ、弱点や欠点がわかって次回作に生かせるようならば、それはプラスであることも確かで。
そうやって、いいものを見たいし読みたいし書きたい、という思いが満たされてゆくといい。
(了)
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