インタビュアー(24/10/13) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

対談番組やヒーローインタビューを見るのが好き。

 

あのドラマの裏側でこんなやりとりが? あの劇的なプレイはこう思いながら臨んだ結果。などという裏話が面白くて。

 

でも、インタビュアーさんによっては、ときどき不満の残るものがある。

 

プロ野球では、試合後に勝利の立役者に話を聞くヒーローインタビューというのがある。

 

「あの打席に入る前に〇〇選手と何か話してた!」「打席を外してもう一度サインを確認していた」などと、今はそういう瞬間をカメラが結構映している。

それを観ていたこちらは「何話してたんだろう」「サインは途中で変わったのかそれとも見逃したのか?」みたいなことを知りたいと思うわけで。

 

ところが、インタビューをするにあたってひな型でもあるのか、「今どんなお気持ちですか」「あのとき何を思って打席に入ったのでしょうか?」などと、判で押したような質問が多い。

 

いや、それはいいのだけれど、「あのとき何を思って打席に~」と聞いておいて「ふがいない打席が続いていたので何とかしたかった」「ずっと援護できなかった投手に勝ちをつけてやりたかった」とか、選手が考え考え答えたものに返すことなく「ファンの熱い応援が後押ししてくれましたね?」とぶった斬る。事前に用意していたと思われる質問を順番通りに繰り出したのみ、としか見えないことがよくあって。

 

そういった形式だけに思えるインタビューは当然面白くないし、一生懸命言葉を選んで答えた選手にも失礼に思える。

 

一番ひどいのが、「オータニさんの今日のホームランをどう思いましたか」「被災地の方々に勇気を与えられたと思いますか」と、その試合、その選手に全く関係ない話題を振ってくること。

それはそれ、これはこれ、ではないのでしょうか?

 

上手いインタビュアーさんだと、選手の答えから話を膨らませ、「ふがいないなんてことないです。ここ一番で打てたのは何がよかったのでしょう?」「今回は援護できましたね。その投手に何か言葉はかけられましたか」等、話は広がっていく。

 

そこが面白いし、こちらは聞きたいことが聞けて更に裏話や選手の性格の一面などのプラスアルファが知れて、満足する。こういう「会話」になっているのが上手いインタビューなのだろうなと思う。

 

宝塚の対談番組「宝塚カフェブレイク」の司会の中井美穂さんなどは本当に上手いと思う。

 

ジェンヌさんの言うこと言うことに全てご自分の感想を添えて返し、更に役作りや心構えなんかの話に広げていくのがお見事。相手へのリスペクトも多々感じられて、事前によく勉強しているだろうことも伝わってきて、やはりインタビューとは「会話力」なのだなあと思う。

 

(了)

 

 

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