どうしてこういう物語を書いたのか?
私の場合、そう聞かれたときに、無理矢理ひねり出したアイディアからこうなりました、という真実を言い辛いことが多い。あまりに苦し紛れの、その場しのぎみたいな発想で。
前回は「猫」について、自分があまり身近じゃなかったためにG難度3回転捻り、みたいな、真っ当に思いつかなかった故に行き着いたアイディアのことを書いた。
「猫」の課題での苦し紛れなアイディアについて書いたブログはこちら→
今回苦労したお題は、「AI」。
どんどん身近になる、知らないうちに生活のどこかで必ず使うようになってきている。そんな現代にそぐう、タイムリーなお題だと思う。
が、私の場合、「猫」と同様、「さてこのAI使って○○をやるか」といった実感も目的感も生活密着度も低く、どこかで使っていても、それが「AI」だと認識していない可能性が高い。
それで、まずAIって何に使ってるの? というところからスマホに聞いてみた(これも「AI」を実感したくてトライしてみたが、最初どこをタップすれば返事してくれるモードになるのかわからずにモタモタした)。
で、答えは、洗濯機、掃除機、レンジ、車、等々。
なるほど……あれこれもう実用化されているのねえ……。
自分世代は、パソコンや携帯電話のなかった時代を色濃く経験している。でも、先進機械を面白がってどんどん取り入れていった世代でもある。たぶん、変化には強い方だと思う。
けれど私個人で言えば、最近の機械のスピーディ過ぎるめざましい進化ぶりには、例えるなら、車を自分の制御可能速度を超えて運転するような、恐れに近い感覚を持つ。なので必要以上に取り入れようという気になれない。楽そうなら従来のやり方を選ぶこともある。
なんてスタンスなので、「AI」のお題を出した側は、「シンギュラリティはいつ?」とか副題に掲げていたけれど、そもそもシンギュラレティって何よ? てな自分(⇒機械が人を超えること、だそうです)。
つまりは、映画「ターミネーター」みたいな、壮大な近未来SF……いやもう近未来でもSFでもなく、現実の現代技術としての物語を期待してるのだろう、ということはわかる。
が、私の理解度はそのような低いレベルなので、もう仕方なく、主人公を「AI機械嫌いのおばあちゃん」にしてしまった。
息子が家事負担を楽にしてあげようとAI搭載の機械を次々買ってあげる。でも孫が「それもAIだよ」といちいち告げて、おばあちゃんは拒否反応……といったストーリーに。
シンギュラリティとか壮大な感じは微塵もない、家族の他愛ない喧嘩と愛の物語になったのでした。
(了)
↓「AI」をお題にして書いた話はこちら。6分で読めます。
backfire (ヒューマンドラマ)
↓「運命のふたり」がお題の新作短編です。14分で読めます。
藤より出でて (ヒューマンドラマ)
↓「これからもよろしく」がお題の短編です。14分で読めます。
白のエマージェンシー 黒のエクスカリバー (現代ファンタジー)
↓「雨よ降れ」がお題の短編です。9分で読めます。
内緒のあじさい (青春)
↓連載完結しました。
野球女子らいと (朝ドラ風長編ヒューマンドラマ)
↓第193回コンテストで、優秀作品に選んでいただきました✨
最終回をさがして (恋愛)
「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。
↓第187回優秀作品に選んでいただきました✨
正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ)
「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。
↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただきました♡
バラを育ててはいけません (ファンタジー)
「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。









