パソコン講師の思い出2(21/2/28) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

先週、パソコン講師のバイトに応募したときの思い出を書き始めた。その続きです。(後悔の始まりはこちら→パソコン講師の思い出

 

今の世の中、ニュースで聞く限りでも相当タフな労働環境の方も多く、それに比べれば私の経験なぞ大したことがないのかもしれない。


ただ、流されやすく鵜呑みが得意な私は、何か変だと思っても「これが普通だ」と言われるとそんなものかとそのまま行ってしまう。それじゃやっぱりよろしくないのだろうと、遅まきながら思い返してみている。

 

まず引っかかったのは時給の低さ。

 

この頃より更に0年ほど前にこういうバイトをしていた知り合いによると、パソコンを教えることができる人材は貴重で、その人は学生だったにも関わらず相当な高給だったという。


が、最近はExcelやWordが仕事上標準装備となり、大体の人がそこそこは使える。だから講師の代わりはいくらでもいるということなのか、私が示された時給は東京都の最低賃金ギリギリくらいだったと思う。


ちなみに2020年の東京の最低時給は1013円で当時より大分上がっているから今ならアウト……まあ「研修中の時給」という注釈があり、それがセーフになる抜け道だったのかもしれないが。


けど、しばらく仕事らしい仕事をしていなかった私、勉強させてもらおうという下心もあったから、こんなもんかと目を瞑ってしまった。

 

次に「え?」と思ったのが、「お昼は必要?」と聞かれた時だった。


お昼ご飯は食べるでしょ? 1時間は取れなくてもお昼休み時間がないなんてことあるの? と目が丸くなった。

 

講座単位が1時間だったか2時間だったかで、開始時間も確か10時くらいだったので、その日2コマ~3コマ担当ならお昼休憩なしのブッ通しでも労基法に違反しない。


いやでも私には無理。ご飯は三食ちゃんと食べないと精神的にも体力的にももたない、集中力が激減するタイプなのだ。……という人でなくとも、バイトが単なる労働力で人でない、みたいな問いに、ちょっと疑問が生じなくもなかった。

 

「いえ、お昼はしっかり食べないとダメな方なので……」とか何とか言い返したが、そのこと自体がとても億劫で憂鬱で。こんな要求をしなくちゃいけないことにストレスを覚えた。でも「ああそう」と納得はしてもらえたので、よしとしてしまった。

 

せっかく決まったバイトをふいにしてたまるか、という気持ちもあった。当初から前向きだったDVDを借りまくっての勉強も始めた。もともとパソコンをいじるのが面白いと思うタチだったので、知らなかった機能なりやり方なりを覚えるのは楽しかった。

 

けれど。

そのうち、研修を一緒に受けた何人かの同期が次々と辞めるメールをくれるようになった。みな理由ははっきり言わないが、やっぱりという気がしてきたのはこの頃だった。

 

更に続きます。

 

 

 

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