ゴールデンウィークはステイホーム週間。なので今年はほとんど外に出なかった。
たまに買い物、散歩くらい。それも朝一番に済ませてしまったので、気候がよくわからずに終わった。そもそも直前が平年より相当寒い春だった。ずっと薄めのダウンを羽織って出かけ、それでちょうどいいかむしろ寒い日もあったのだ。
それが、先日外に出たら、暑い。家の中はあまり日が当たらないので気付いていなかった。ダウンなんてとんでもない。日射しは刺すように強いし、ツツジもいっぱい花をつけていて、いつのまにか初夏になっていたのだった。
そんなような、このおうち週間で気付いたこと。
その1:毎朝毎晩熱を計る日々、思っていたより平熱が低いことを知る。ずっと36.5℃だと思い込んでいたけど、それは若い頃の話。そういえば近年高熱が出たっぽいときしか計っていなかった。年を取ると平熱下がるとの噂、聞いたことはあったが、実感……。
その2:水道代、跳ね上がる。請求書、二度見。家族みんなずっと在宅、しかも感染防止対策でやたらに手洗いするため、目を疑う金額になっていた。
その3:タオルが常にびしょぬれ。理由は2と同じで、やたらの手洗いで替えても替えてもすぐにそうなる。洗濯する身としてはキーッともなる。
その4:ゴミ出しばかりしている。家にいると何でこんなに出るかな、というくらい、料理、紙関係のゴミ。テイクアウトしたものの容器。暇に任せて年末並みに掃除しまくって大量に出た不用品。マンションのゴミ置き場があるのでそちらに出しておけばいいが、とにかく1日1回にとどまらない。どのお宅も同じらしく、いつ行ってもすごい量がたまっていた。
その5:ラジオ体操とは、キツイものだったと知る。
運動不足を少しでも解消するため、1日10分のテレビ体操で体を動かすのが日課になった。この番組は、いくつかの運動+ラジオ体操という構成。見本のお姉さんが5人いて、彼女らを必死で真似る私、正直あのように美しくはとても動けない。かつ、子供の頃いかにいい加減にラジオ体操していたかを痛感。お姉さんのやる通りにしっかりやると、回旋にしても伸脚にしても深呼吸にしても、相当ハード。ジャンプに至っては、音楽が余ってしまう。要は跳躍の高さが出ないため着地が速すぎるわけで、1リズムにつきお姉さん達より1回2回多く飛んでいる……。せめてそれが正されるくらいの足腰を作りたい。
そして気付けば初夏だった。……と思ったらここ数日は冬に逆戻り。閉じこもっていると季節感がなくなる上にこの気温変動の目まぐるしさよ……。たまの外出時、一体どういう服装が正しいのか全くわからない。今年はたぶんどこへ行っても換気のためにあちこち開け放されているだろうから、その分も読めない。
ああでも、例年のようなクソ暑い真夏は、気付かないうちに終わってくれるとありがたいのだけど。
(了)
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