ステイホームは創作が進む?(20/5/31) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

5/9の日経新聞で、作家の堂場瞬一さんが書かれていたこと。

「外へ出なくてもできる」

「一日中椅子に座ってパソコンの画面をうんうん唸っているようなイメージ」

作家のお仕事とは、世間からするとそうなるのだろう。で、この外出自粛の中、「原稿が進むこと進むこと」とも。

 

物語を書きたい私としても、このステイホーム週間はまとまった時間が取れそうという意味で期待があった。引きこもり推奨の日々、他の予定が全てなくなったので、創作に専念できるだろうと。

 

ところが、堂場さんのように「進む進む」とはならない。プロの方と比べても仕方ないけれど、パソコン画面に向かってもキーの一つも叩けない。とにかく、まずその前段階の「準備」が大事なのはわかっていた。

 

当然まずアイディア。それを膨らまして起承転結のストーリー作り。調べたいことがあれば資料を探し、それからプロット。ここでエピソードの羅列。キャラ立て、箱書き(シーンごとにエピソードを並べたもの)。私の場合、そこまでできてからようやく「原稿を書く」ことを始められるわけで。(人によっては全く違ったり、他にもルーティンがあったりすると思う)

 

なので、アイディアもない段階でステイホームとなってしまっても、せっかく膨大にある時間が有り余ってしまう。そんなもったいない、とGW前、とにかくアイディアを出しまくった。それぞれにストーリーを一応つけてみた。で、ステイホーム週間突入。

 

ところが、いつも以上に進まない。いや、下手に時間がある分進むのだけど、何か違う方向に進んでいる気がする。ストーリーはこっちへ行くはずなのに、思いの外主人公がヘタレでそうなってくれない、とか。主人公をクールに設定し直すと、友人との会話が成り立たなくてやっぱりストーリー迷走、とか。じゃあその友人とのシーンは不要で別のエピソードを考えないといけないんじゃ? とか。そのたび立ち止まり、プロットに戻ることになる。


直して書き直してまた直す。それでもそのたび何か変、となる。とりあえず書き進んだところまで読み返してみると、まああちこち取っ散らかっていてちっとも面白くない。わあーと叫び、それを全部投げ捨てて違うネタに移ろうか、とやけ気味になる。

 

ええ、確かにパソコンを打つ時間は増えた。例えば「あいうえお」の繰り返しなど中身のない文章を一日中打つみたいな、キーの早打ちのようなことならば50枚くらい平気で進む自信はある。

 

外に出かけない、ということは、何かが急にポッと浮かんでくるチャンスがないということでもある。電車でボーッとしているとき、どこかへ早足で向かっているとき、何かを小耳に挟んだ時。


つまり、書き手が座ってばかりいると創作上の人物も動かない、と。

よく言われる、人物が勝手に動き出すというのは、そういうのが土台になって初めて成る……私の場合。


自分があれこれ動いてみることがアイディアを膨らませる大事な要素だと、そういえば遠い昔に気付いた、なんてことがあったような。

 

あれは確か、物書きになりたいからと仕事を辞めたときだった。書く時間を作ったはずなのに、一日中家にいると何も浮かばない。時間はただ無駄に過ぎていく。

そう、作家さんはただパソコンに文字入力をしているだけではないのです……。今更また同じことを思い知った自分。

 

そんな後悔をこの時期さんざん思い出しつつ、だから必死で作品一つ仕上げた。面白くない駄作だとしても、これをできなくてどうする、と自分の中の何かと戦っていた、このステイホーム週間でした。

 

(了)

 

 

 

~~以下の小説サイトに投稿しております~~

 ↓↓↓よかったらお立ち寄り下さい。

 

 

  エブリスタ

 

  アルファポリス

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~