インスタグラムというものを始めて、もうすぐ2年くらいになる。
ちょっと心踊った小物、美味しかったもの、安らいだ景色。そんな写真を撮って投稿するのが結構楽しい。そして、コメントや「いいね」をくださる方がいらっしゃるのがまた嬉しい。
私の方もたくさんの方のフォロワーになり、あちこちで「いいね」を押す。
景色。
~これは外国の方の写真に多いのだけど、あまりにも異文化だったり壮大さだったりに驚き、ワクワクするもの。
~カメラがご趣味で飛び歩いている方の、ご本人も興味津々なのが伝わってくる深みのある情景。
ぬい撮り。
~これはぬいぐるみか、または人形も含むと思うのだけど、あたかも彼らが何かをしているような写真。旅行だったり木登りだったり食べ歩きだったり。ツボな写真がやたらある。
キャラ弁。
~もう、どんだけお料理得意なんですか? 私にも作って欲しい! 毎日こんな凝ったの作れるなんて本当に尊敬します、といった子供のお弁当の写真。
~他にも、売り物にしてくれないかな、といったハイレベルな模様パンや、手作りおやつ。ネットショッピングしてください! の思いを込めて「いいね」する。
喫茶、飲み屋。
~美味しそうなコーヒー紅茶ケーキ、お酒につまみ、お料理。ヨダレが出そうになりながら「いいね」。
こうして書くと、やたらに「いいね」しているようだけど、その手が止まる自分基準がある。
たとえば、私はゆるキャラやサンリオ好きなのだが、ぬいぐるみを支える手が写っていたりすると、その世界に入れなくなって「いいね」できない。
いくら可愛くても頭にかぶる系のものが得意でない。で、この類いもやはり「いいね」しない。
それから、ご本人やお友達の顔出ししているもの。昨今いろいろある事件を考えると心配になり、「いいね」できない。
かといって、何とかアプリで目や輪郭を操作した人物などは、人形みたいに見えて、これまたいいとは思えない。
あとは、雑さが感じられるもの。とにかく撮った。記録した。ノリだけの、通りすがり的な感じがするもの。心が動かない。
写真というもの、以前は現実世界のただの切り取りだと思っていた。
でも、こうして日常的にいろいろな写真を見るようになって、ちょっと感じ方が変わった。
撮った人の感性がにじみ出るものなのだなあと。
丁寧な構図、柔らかな目線、被写体への愛着、優しさ。そんなものが伝わってくる写真がある。多分、写っていないけど感じられるそういう思いが「いいね」を押させる気がする。
自分がアップする写真も、そんな風に大事に何かを切り取りたい、と思うようになった今日この頃。
(了)