交通受難ドラマ(19/7/14) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

 ドラマシナリオは、とにかく主人公を困らせるよう困らせるように書いていく。それが、面白くするための基本中の基本だと、シナリオ書きは初級で教わると思う。

 

そういう初心に戻って、不幸のてんこ盛りの状況を書いている。それは別に難しいことじゃない。殺すの殺されるの、ヒーローだの悪の帝王だの、そんなレベルまでいかなくても、身の回りにいくらだって転がっている。誰しも経験するような、共感の沸く不幸な出来事。そういうものを並べているうち、……ああ、交通受難の年というのがあったなあ、と思い出した。

 

何年か前のこと。三が日の最終日に東海道新幹線で出かけようとしていた。帰省ではなく、単にプチ旅をしたくなっただけ。下りの早朝ならラッシュにも巻き込まれないだろうと踏んだのだった。読みは当たり、切符は取れた。

 

ところが、その予約していた新幹線が止まった。悪天候とか車両点検とかではなく、線路すぐ横の建物の火事で出発できなくなってしまったのだった。

私の乗る電車の一つ前はもうそこを通り過ぎ、普通に動いていたというのに、その後は待てども待てども一台も発車せず。

 

東京駅は、飲食店にも地べたにも人が溢れ、大混乱となった。動かなかった電車の最初だった私と連れは、早々に飲食店を確保していたが、飲むしかやることがないのでお酒をかっくらい、「お客さんご機嫌ですね」とか店主に言われたが、ご機嫌であるはずもない。大混雑なのでトイレだって常に行列している状態だったのだ。何とか出発できたのは夕方。くたびれ果てて、こんなこと、もう二度と巻き込まれたくないわ、と思った。

 

が、それから2ヶ月も経っていなかった真冬。飛行機に乗るはずだった。蒲田に一泊して羽田の朝イチの便。

が、宿に入った直後。その機が欠航するとの一報が入った。雪がしんしんと降り始め、がんがん横殴りになってきて、嫌な予感はしていた。結局蒲田の一泊だけで帰宅し、トランクに詰めた荷物はすぐに解くことになった。こんなこと、一年に二度起これば十分だと怒った。

 

ところが二度あることは三度ある。その年は雪の当たり年で、めったに降らないうちの近所にもやたらに降った。大きな川が近く、それを渡る橋の雪かきが追いつかず、通行止めがあちこちに。高速道路のランプも同様。あちこち野暮用があったのだが、車の移動はほぼできない状態となった。

 

その前後か、通勤に使っていた電車が全面的に止まった。設備点検か人身事故かもう忘れてしまったが、何時間という単位でストップ。時給で働いているので、その遅刻分は収入減。もう怒りも起こらず、笑うしかない。

 

……と、こんな実体験があるので、そのうち、次々と交通受難に遭う主人公の話を書けるな、と思っている。


でも、事実なんだけど、ドラマにするとウソっぽくない? 主人公が困るよう困るよう仕向けている感がわざとらしくない?

 

野球で9回2アウトから大量逆転。実際起こっているそういうドラマも現実だから背筋が震える。でも、作り事のなかにそのまま入れると、逆にドラマチックすぎて作りすぎ感がプンプンしてしまう気がする。


同じように、使い方は要注意かも、と思っている交通受難の実体験でした。

 

(了)

 

 

 

 

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