「うる星やつら」と「めぞん一刻」(19/2/3) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

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1月23日、高橋留美子さんが、フランスのアングレーム国際漫画祭でグランプリを受賞したとのこと。漫画の発展に貢献した作家に贈られる賞だそうで、日本人は大友克洋さんに次いで2人目という。(読売新聞1/25より)

 

高橋さんといえば、「うる星やつら」「めぞん一刻」。

その二つ、自分にとって青春ど真ん中の漫画であった。うる星で笑い、うる星に学び、めぞんから大人のじれったさや、当時の大学生の実態、就職の厳しさなどを感じ想像したものだった。

 

うる星からの「学び」というのは、学校で習う事柄が巧みに織り交ざっていたからである。宇宙人とか雪女とか閉所恐怖症とか男装の女子などの登場人物からしてぶっ飛んだ、ナンセンスなコメディでありながら、である。自分は、表面張力とかインプリンティング(刷り込み)とか、ここで覚えたも同然。「よくもやってくれたな」と「よくぞやってくれました」がちょっとしか違わないのに全く逆の意味になるという日本語の機微に気付いたりとかもあった。教室でウトウトしながら聞いていたことより、よほど頭に残っている。

 

また、漫画家を目指していたわけではないながら、ラムちゃんの脚線美に憧れ、セーラー服の下にすらりと伸びる靴下にスニーカーの足をノートに落書きしまくったものである。ちなみに何年か前の「高橋留美子原画展」も見に行った。そのくらい絵柄が好きである。

 

めぞんでは、普段はエプロンにジーンズの響子さんが、お出かけするときの服が素敵だった。こずえちゃんや八神さん、九条さんの、それぞれの個性に合ったファッションも楽しかった。自分は特に三鷹さん推しで、きらりと光る歯と、苦手な犬に最後まで翻弄されるギャップが大好きだった。

 

どちらの作品も男性誌向け雑誌に連載され、男女の恋模様や、時に過激なセリフや危険な妄想があった(今にしてみればそうでもないだろうが)。が、高橋さんの人柄のせいなのか女性目線だからなのか、全くいやらしくならなかった。そこが、ずっと高橋さんのファンでいられた一番の理由かな、とも思う。


また、「しーん」とか「わはは」とか、普通は擬音を表す手書き文字の中に、「きっぱりと」とか「あっさり」などの修飾語が時折混ざっていて大笑いした。当時はあまり見なかった手法で、その斬新さに虜になった。

 

とにかく絵や構図の上手さ、しっかりした舞台設定、多彩なキャラを生む力、時代のとらえ方の確かさ。そして、何よりセリフや話運びのテンポがダントツ。

自分は読み直すたびにそういった違う面が見つかるのが面白くて、一粒で何度も楽しんできた。今、自分で創作をするときも、お手本にしているところが多々ある。教科書といってもいい。

 

ラムちゃんは実家に全部置いてきてしまったけれど、めぞんは今も押入れにある。久しぶりに読み直してみようか。(了)

 

 

 

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