全豪オープンテニス(19/1/27) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

 


 昨日、大坂なおみ選手が優勝し、ランキング1位に上り詰めた。こんなすごいことを見られる日が来るなんて。とても贅沢な気がして泣けた。


    その上で、また大変贅沢な愚痴なのだが、男子テニス。錦織圭選手の試合を観ているとものすごく疲弊する、というお話。(以下、敬称略)

 

始めは調子が出なくて、ブレイクを先に許し、1セットを落とし、2セット目はサービスキープはするものの相手のサービスも破れずタイブレイク……とかの、絶体絶命のピンチに陥る。でもそこから起死回生の大逆転劇が始まり、フルセットに持ち込んだ末、辛くも勝利。

 

……みたいな試合がしょっちゅうだから。錦織を応援して観戦している方ならよくご存じだと思うが。

 

これ、シナリオとか小説のコンクールなら、間違いなく賞を取るだろう。主人公を窮地に窮地に追いやるのがセオリーであり、それをひっくり返す爽快感こそ物語の醍醐味だから。いや、物書きを目指している身としては、見習わなければならない。

 

というくらい、面白すぎるほど面白いのである。錦織の試合は。手に汗握る、思わず声を上げてしまう、ドキドキハラハラ、そして歓喜爆発の結末。

 

けど、リアルタイムで観ているともう胃も心臓もでんぐり返りそうに痛くなる。一つ一つのラリーが長く、一打一打がスーパーショットばかりで、それをとんでもないフットワークで返し合う、なんて奇跡を連発する。まばたきもできないし、肩の力が緩む間もない。

 

そんなのの最たるやつが、今回ベスト8を決めた試合だった。5時間を超えるフルセットマッチ。勝利をモノにした時は、錦織自身も疲れ切って顔が死んでいたが、こちらもクタクタだった。見届けずにはいられない、ホントに凄まじい、観る価値のあった心底震えた試合だった。

 

しかし、おそらくこのダメージが、次のジョコビッチ戦で響いたと思われる。第2セット途中で棄権。……本当に残念だ。太股の痛みが、どうか重傷ではありませんように。

(ちなみに棄権で早く終わって浮いてしまった時間を、ジョコビッチが長いインタビューでファンサービスしていた。試合中は強すぎて憎ったらしいことこの上ないが、ナイスガイなのである。)

 

けど……正直なところ、お願いだから錦織、出だしでセットを落としたりするの、なしにしてくれ~、と叫びたくなることが多い。もう少し楽に勝てたらどんなにいいだろう、と。

 

が、これこそが贅沢というもの。

 

自分もテニスをかじって○十年。始めたのは、まだウッドのラケットが主流だった頃。ウインブルドンとかグランドスラムとか言葉は知っていたけれど、外国人選手のものという認識だった。日本人は、特に男子は、パワーと速さとフットワークでどうしても見劣りしていた。

当時「エースをねらえ!」を愛読していた自分だが、岡ひろみが世界レベルを目指す――日本人がそれをやってくれちゃう。なんて、マンガだからできることだと思っていた。

 

それが。それがである。

錦織はランク7位が確定らしい。世界のトップクラスで対等に戦い、あわよくば頂点も見えている。大坂は既にもう上がいない。

自分が生きている間には起こり得ないことだと思っていた。こんな時代が来るなんて。感無量である。

 

だから、文句を言うなんてとんでもない贅沢。

 

圭くん、しっかり養生してね。なおみちゃん、もう存分に泣いていいよ……。

次の大会もお二人を全力応援します。

 

(了)

 

 

 

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