今回が100回目の投稿だということに、今更気付いた。かねてから節目の回は何か特別なことを書きたいと思っていたのだが……。2年近く定期更新を続けてこられたこと(だけ)は自信になったので、特別感よりは毎週日曜更新を継続する方を優先します。
マンガなら和田慎二、小説なら東野圭吾、音楽ならGLAY、日本人俳優は山田孝之で、外国人俳優ならケビン・ベーコン。(敬称略)
私の好きな方々である。ちょっとだけ100回らしく、自分的な祭りにしてみることにする。
「スケバン刑事」を始め、リアルで迫力ある画力と荒唐無稽に近い設定でも説得力抜群のストーリーテラー、和田慎二。
中学生の頃にハマって以来、雑誌連載は立ち読み、殆ど全てのコミックスを買いあさり、文庫化されるとまた買い直した。筋書きがわかっていても何度も読みたくなるという力を持っていた。いつか自分の書いた物が世に出回ったら「対談」とかして大好きですと伝えたい……などと妄想していたのだが、2011年に亡くなられた。本当に残念である。
東野圭吾は説明するまでもなく。今や超売れっ子でドラマも映画も引きも切らない。
自分がハマッたのはもう20年以上も前だった。転居して仕事も友達もなくなった時期、本屋をぶらつくことだけが楽しみだった頃。「天使の耳」という本が目についた。あおりや違法駐車など、今を見通していたとも取れる、交通問題をキーにした短編集で、抜群の面白さ。以来やっぱり著作を買いあさり、何度でも読んだ。初版本も多いので、今売ったら結構な財産になるのかも……。
GLAYへの始まりも20年前くらいか。メロディに惹かれ、声に惹かれ、歌詞に惹かれ。最低でも三度美味しい。
当時買ってみたアルバム「REVEIEW」、その収録曲全てが心地よかった。選ぶ言葉が美しくて深くて沁みる。以来、未だにドライブのお供である。毎週水曜のTERUのラジオまで聴いている。いつか自分の書いた物がドラマになるときは、主題歌はGLAYと決めている(←またも妄想)。
山田孝之、ケビン・ベーコンは、共にカメレオンなところが好きでたまらない。若い頃は色男、いい人、純愛、頭がいい、落ちこぼれなど青春の定番ながら真逆の役柄もあり、出演作が変わると同一人物とは気付かなかったくらい。その後冷徹、極悪人などのクセ役が多くなったのも共通点。上手いという証明だろう。無論、出演作は見まくった。ドラマも映画も。
彼らの出演シーンだけ集めようと試行錯誤したこともあるが、録画機に詳しくないので頓挫した。ご本人達に接点はないが、私的には同列なので一緒に語らせていただいた。
いつか自分の書いたものを原作にしたドラマなり映画なりに出演してもらえたら……(またまた妄想)。いや、本気でそのつもりで書いた小説も存在する。とっくに落選しているけれども。
こうして好きな物をあらためて挙げてみると……「物を書く」ときのこだわりにつながっている。
何度でも読みたくなる物を、という目標は、和田慎二、東野圭吾の両氏の作品の影響だし、GLAYの歌詞に倣ってきれいな日本語を綴りたいと心がけるようになった。山田、ケビンのお二人のような上手い役者さんをイメージするとキャラ設定がぶれない。
ただの趣味、好み、気分転換。そう思っていても、どこかで何かがつながっている。きっとそれは物書きに限った事じゃなく、誰もがそうなのだろうと思う。
以上、ささやかな100回記念祭りでした。
(了)
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