クリスマス会、忘年会、新年会、と、宴会シーズン突入。幹事さん、ご苦労様です。日程調整とかお店選びとか会計とか、結構な手間。参加するときは感謝を忘れないようにしたいです。
中でも幹事のお仕事としては参加者への連絡というのが重要。近年はスマホの普及で、LINEでの一斉連絡が可能になった。メールでも複数送信ができるし、随分楽になった……と、年寄りの昔話に飛びます。
ケータイメールが存在しなかった頃、自分の場合はパソコンのメールで連絡していた。まだまだ家庭にパソコンがそうない頃の話で、大体が勤め先のメアドでやりとり。今ほどウィルスなどが問題視されておらず、タイトルさえ「飲み会のお知らせ」などでなく「日程調整の件」とかで目くらましをしておけば、ゆるくまかり通っていたものだった。
このメール連絡という手段、この頃は大変画期的で、とても嬉しかった。それまでは電話連絡だったからである。
一人一台のケータイを持っている時代ではなく、家電というやつである。これがなかなかにめんどくさい。連絡先が一人暮らしの人ならともかく、家族がいらしたり、寮で備え付けの電話が一台しかない、という場合もある。
飲み会が一対一で、連絡する相手が一人の場合はいい。留守電に入れておくか、連絡がつけばそれで話は済むのである。
問題は参加者複数の場合である。普段顔を会わせないメンバーだったりすると、連絡網というやつで電話を次々回す、という手段しかない。
幹事の自分がまず一人目に電話。日時場所などを伝えて次の人に電話してもらう。次の人は同じようにその次の人、そのまた次の人、と回してもらうのである。
しかし皆さん忙しい身。留守でつかまらないとそこで一旦ストップ。気を利かせて一つ飛ばして連絡してくれる方もいたが、そのまま停滞していることも多かった。また、お家の方に伝言をお願いすることもあったが、それがうまく伝わらずにフェードアウト、なんてパターンも。
また、最初に電話する幹事が言い忘れてはならないことがある。「最後の人は必ず私に連絡返してもらうよう伝えてね」と。でないと全員に回ったかどうかわからないからだ。
けれどこういった伝言ゲーム、必ずどこかで変形する。先に述べたようにぷつんぷつん途切れがち。なわけで、最後の人から連絡が返ってきた試しがなかった。日が迫って、最後の人に「伝わってる?」と確認電話してみると、いいやと否定されて遡っていくのが常だった。
そもそも連絡網が存在すればいいけれど、ないケースも多かった。で、○さんは×くん、×くんは△ちゃん、△ちゃんは□さんに連絡お願いね、などと指示するわけだけど、まあ大体失敗する。
……ああ、思い返してみたらまどろっこしすぎる。あんな時代によくぞ平然と滞りなく宴会開催に漕ぎ着けた幹事さん、猛者と呼びたい。自分の場合は不備ばかりだったことを思うと、LINEや複数送信メールがあらためて光り輝いて見えるこの季節なのである。
(了)![]()
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