先日、小田和正コンサートに行ってきた。
震えた。泣けた。
自分はそれほど熱烈なファンというわけではなかったのだが、その楽曲は物心ついた頃から当たり前にその辺を流れていて、大半が耳に馴染んでいる。
中学の学園祭には生徒のバンドがオフコースをコピーしていたし、ファンだった友達からダビングテープももらった。その後もハマッたドラマの主題歌だったり、逆に主題歌が聴きたくて内容はイマイチなドラマを見続けたり。
現在も人気ドラマにCMにと、やっぱり当たり前に隣にある。40年以上もずっと最前線。すごいことだと思う。
コンサートに行くにあたって、その歌詞をおさらいした。いつもそこに普通にありすぎて、実はそのストーリー性を実感していなかったことに気付く。あの切ないメロディと澄んだ歌声だけで、もう浸ってしまえていたというか。
歌詞、切ない。
男側からの、彼女とのすれ違いとか別れとか、その気持ちに対する戸惑いとか。いや、今更何言ってんの、と同世代やファンの方々に怒られそう。だけど自分の揺さぶられポイントは、メロディ→歌声→歌詞、という順番で来るので……って、2番目と3番目の間、何十年開いてんだか。
今、ちょっといろいろズレてしまう人間関係のストーリーを考えていて、それがまとまりきらず、中途半端なモヤモヤを抱えてこのコンサートに行った。
そしたら、……え。
これです、これ! このすれ違い感、ズレてく感。こういう感じの話にしたいの! どれもこれもテーマ曲にしていいですかっ!?
と、欠けていたピースがはまった感じがしたのである。さ、さすが長年ドラマ主題歌のヒットを飛ばし続けてきたアーティストである。こんな風に後押しされるとは思わなかった。
ビバ! 小田さん!
今年71歳になられる。とてもとても信じられない。だって、コンサートは18:30開始でアンコールまで終わったのが21:30頃。その間、1回10分程の休憩を挟んだだけで、歌いっぱなし、走りっぱなし。手を伸ばせば届くくらいの自分の近くも駆け抜けてくれた。なのに歌声が上ずることも息が上がることもなく。
……どういうトレーニングをするとこんな体力を手に入れられるのだろう。
合間に小田さんとツアー先の地元の方とのふれあいの映像が流れ、足下が映った。生ふくらはぎが若すぎる。ちらちらと入れてくる雑談も全然オジサン臭くなく、温かく笑わせてくれる。その語り方も表情も、いたずらっ子みたいで、本当に魔性の男子。
その世界にどっぷりつかった3時間であり、自分もまだまだやれる、と前向きになれた一時でもあった。
繰り返します。ビバ! 小田さん!
(了)
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