大人になるほどやりたいことは後回し(18/3/25) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

  学生の頃、部活にしろ、読書にしろ、うだうだするにしろ、やりたいことをしようとするとよく邪魔が入った。

 勉強が主たるそれ。終わったと思ったらすぐ次の定期テスト。あっという間に次の受験。「勉強しなさい」と言われるのも嫌だが、言われなくても心の半分にひっかかって、さぼってやりたいことをやっていても集中できなくてモヤモヤした。

 

 それが大人になって変わったかというと。全くというか、更に格付けが下がった。つまり優先順位がどんどん落ちていく。仕事がある。家事がある。しがらみの付き合いがある。体のあちこちが故障する。冠婚葬祭が飛び込む……やりたいことなんてもう、最後の最後という後回しになってしまうのだ。

 

 自分の場合、一番やりたいのは物語を作ること。そのために仕事も時間の融通が利くものを渡り歩いたし、他のTODOもなるべくゆるめに設定して、書く時間を確保しようとしてきた。

 

 なのに。

 仕事も長く続けていると情がわく。もう少しシフト入れないかと頼まれれば、時間空いていない訳じゃないので断れなくなったり。

 何かの人数合わせで誘われると、実際時間がない人よりかは行けないことないわけで。

 暇だと思われていろいろ振ってくる輩もいて、あれこれ言い訳をつけて断ったりもするのだが、家にいるのがバレたりすると大変気まずい。

 

 そして、始末の悪いことに、いざ時間を堂々と「物語を作る」ことに費やせる番がきたとき、さて何もアイディアが浮かばないぞ、どうしよう、となったりするのだ。

 で、だらだらゲームに終始したり、たまっていた録画が結構片付いてしまったりと……嗚呼、大人になるとどうしてこう、やりたいことが全く出来ないのだろう……

 

 工夫はしてるんだよ、と言い訳してみる。細切れの通勤時間にアイディアをメモったり、15分しかないならざっとあらすじだけ書き上げるとか、待ち合わせまでの空いた時間に資料探ししてみたり。少しずつでも進めようと。

 だけど叩き台のベタ書き何十枚となると、どうしてもまとまった時間が必要になる。

 

 昔読んだ「ドラえもん」に、時間貯金箱というのがあった。すごく欲しかったけど、現代にはそれと同じようなことを可能にするツールがある。細切れ時間を上手いこと繋ぎ合わせられるはずなのだ。

 

 大人になるほど、年がいくほど、目先の切羽詰まった必須事項や避けられない突発事項が増えていく。急がない自分の「やりたいこと」は、ズルズルと後回しになってしまう。

 だから、いざ実際丸一日まとまった時間が取れた時に、いかに最初からトップギアで進められるかが勝負。そのためにツールを駆使し、どれだけ事前準備を整えられるかが、今の自分の課題になっている。

 

(了)

 

 

 

 

 

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