コーヒー好き(17/7/9) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

 朝の眠気を振り払うためにコーヒーを一杯。仕事あるいは書き物の作業に集中力が切れてコーヒーを一杯。お酒の酔いを覚ますためにコーヒーを一杯。

 

 どれもよくやる。ただし私の場合、胃がもたれる&トイレが近くなり過ぎるといった理由により、一日二杯までと決めている。どのタイミングでその二杯を取るか、非常に悩むところだ。

 

「違いがわかる」ような舌を持っている訳じゃない。コンビニの百円コーヒー、もしくはスーパーにある一人用ドリップコーヒーでも全然大丈夫な人間だ。だから、本当に眠気を払っているか? 本当に集中力の回復に繋がっているか? 酔い覚ましになっているか? と聞かれれば、そんな気になる、という程度の答えしか返せない。

 

 学生時代は紅茶しか飲まなかった。それが、いつのまにか外食では必ずコーヒーを頼むようになった。休憩のたび自分で淹れるのも必ずコーヒーで、紅茶だと刺激不足と思うようになったのはいつからだったろう。

 

 ここ10数年、カフェ巡りが趣味の一つになっている。我が家の近所、カフェ天国なのだ。

 ゴージャスなパンケーキが売りのA店、ワッフルがイケてるB店、ハワイアンカフェC店、本格コーヒー&タルトタタンがイチオシのD店、新装のオーガニックカフェE店、こだわりの牛乳を使った絶品ソフトクリームのあるF店など、ローテに困るほどだ。

 

更に最近、自治体が「カフェ特集」なるスタンプラリー的な冊子を出しているのを発見した。で、早速昨日、その中でまだ行ったことのない店を訪ねてみた。

住宅の一角の、洞窟のようなおしゃれな外装。それを見ただけで小躍りしてしまった。中はコーヒー豆の袋がそのままインテリアになっていたりする、居心地の良いスペース。トマトカレーランチが酷暑にものすごくマッチして蘇った。これにコーヒーが合う。即座にリピーターになる決意を固めた。

 

 もしかするとこの趣味は、「コーヒーを飲みたい」というよりは、そういう素敵な空間に身を置きたい、ということなのかも知れない。「カフェ」なる分類にはそういう雰囲気を感じる。パリとか外国のオープンカフェに憧れるのもその延長かも。「美味しいコーヒーを出してくれるお店は素敵におしゃれで落ち着く」気がするのだ。

 

なわけで、いわゆる「コーヒー好き」を自称するにはおこがましいレベル。「恋に恋する」じゃないが、仕事中の一服にしても「コーヒーを飲むと頭が冴える」気がするので、「コーヒーを飲みたくなる自分はすごく頑張っている」気がする……だけなんじゃ?

 

けれど、あの苦み、あの香り、あのほっこり感。こんなエセコーヒー好きでも、欠かすことは考えられない飲み物である。(了)

 

 

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