時間の女神(17/6/11) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

  年々、時間の経つのが速まる。最近じゃもう単位はマッハである。


週ごと、月ごと、季節ごと、やりたいことが半分もできないうちに過ぎていく。こないだ夏が終わったと思っていたらもう梅雨入り? なんてことばかり。嫌になる。


時間の感じ方に違和感があるのは、気まぐれな「時間の女神」が、楽しい時間や退屈な時間の長さを操作したり、時間の使い方がこなれてきた年齢順に持ち時間を減らしたりしているからだ、という話を書いたことがある。→ 「時間の女神」(エブリスタ投稿)


が、そういうファンタジックな理由ではない、ということに最近気付いた。


先日、人間ドッグで引っ掛かった項目の再検査を受けた時のこと。予約したにも関わらず、2時間待たされた。

そこでうつされたのか、気管の調子が悪くなって咳が止まらなくなりまた病院へ。ここでは大して待たされはしなかったが、それでも検査、治療、会計、ドラッグストアへ回って薬の購入、と、通院の往復合わせて3時間はかかった。それで疲れて仮眠……結局どちらの日も丸1日潰れてしまったのだった。


歳がいくにしたがって、細かい雑事とでもいうべきことにかかる時間が増えている。なのにこういったちょいちょいの面倒が積もり積もって圧迫されていることが計算に入っていないのである。


例えばスポーツしようとしても、若い頃は始めて終えるまでがかかる時間だった。それが今は、準備運動、整理体操、アフターケア(マッサージやらアイシングなど)全部合わせて倍はかかる。


どこかへ出掛けるときも、忘れ物やガスの消し忘れが気になって帰ってきたりする時間が余分。出がけのハプニング、例えば予定の服がほつれていたなどの事態にも弱くなり、替えの服をさっと選べずに時間が過ぎて行く。


 化粧にしてもノリの悪さや隠したいもののために余計に時間がかかり、手や肌のかさつきやかゆみの実害に対応するためのハンドクリーム塗りにも要する時間は増え……(え、若くてもフツーにそのくらいやりますか。そうですか……

髪や歯や目のメンテナンス頻度も若い頃の倍々だ。


簡単な原理。

要するに、使える時間の絶対量が絶望的に減っているのだ。だからできると思っていたマスト事項が未遂のまま過ぎてしまう。そして時間だけがトップガンの飛行機のごとく飛び去っていって焦るばかり。


ならば同じ絶対時間があれば同じくらいの成果があげられるはず。


……とも言い切れない。

 能率も集中力も、昔より格段に落ちている。気分転換のお茶やコーヒーの回数が目に見えて増えた。ついでにドラマ録画を見たり本を読んでしまったり。

ああ、バカ。私ってバカ。

「時間の女神」のせいでも何でもない。


こうなると……年初に今年の目標を掲げるなどするときは、自分の頭で思う1年ではなく半年または3か月でできることを掲げる……くらいしか対策を思い付かない。()

 

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