逆引き(17/4/30) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

 文章を書いていて、言葉が出てこないことがある。その場に最もそぐう、どんぴしゃな単語が。

 

 例えばこの間は「具合が悪くて寝込んだが、治ってから何だか性格が変わったお婆さん」を書いていた。それを見た青年が、「おかしいのは病気が治り立てだからで、まだ元のように動くのに不自由を感じるのだろう」と思う。

 

 ああ、何てまどろっこしい。

 この「病気が治り立て」「まだ元のように動くのに不自由を感じる」に代わる、ばしっとした一言があったはずなのだ。

 

 単語の意味がわからないなら辞書を引けばいい。が、逆の「こういう意味を表す単語は何だっけ?」というのは調べようがなく、いつも考え込んでしまう。

 ちなみに今回は「病み上がり」と「本調子でない」と言いたかった。思い出すまで二日かかった。

 

 もう一つ。

  古い建築物で、歴史的にも美術的にも優れていて国がそれを認めたものの呼び名。国家……何とかだったような。国家予算じゃない、国家……試験でもない。いや、国家なんて接頭語はつかなかったっけ? 国立公園……じゃないし。

 とか悩んで筆が止まった挙げ句、取り敢えず先を続けようとするが悶々として書き進められない。これは三時間かかって出てきた。

 正解は「有形文化遺産」でした。

 

「逆引き辞典」というのがあるらしいと飛びついてみたが、私の意図するのとは違った。これは、言葉の綴りの末尾から引けるようになっている辞書のこと。

 例えば「足」と引くと「蛸足」「生足」「片足」「大足」など後ろに足のつく言葉が出てくる。これはこれで便利だけれど。

 

「逆引きリファレンス」というのが私の意に近いらしい、と膝を打った。

 で、見てみたが、HP作成マニュアルっぽい説明がくだくだ出てきてさっぱりわからん。全く関係ない別物のようだった。

 

 結局は、ネットでそれらしい単語をわさわさ入れて、複数キーワード検索で何とか目的の語句に辿り着く、といった方法でしのいでいる。それで出てこなかったら、記憶からぽこっと飛び出してくるのを待つ。

 

 これ、昔観た映画のタイトルとか出演俳優の名前とかも同様である。

「ほらあの人、何ていったっけ? バスが高速で走り続けなきゃならない映画に出てた……あ、スローモーションでイナバウアーみたいなことしてたやつにも出てた」とか。こうなるともうミステリーだ。

真犯人はキアヌ・リーヴス、映画名は「スピード」と「マトリックス」でした。

 

 ちなみにキアヌの名前は、知人とああだこうだと謎かけをしまくって、ようやく導き出した。

もしかしたら私の意図する「逆引き辞書」は、こういうありがたい知人を増やすことで成り立つのかも知れない。(了)

 

 

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