カートの男の子(17/4/16) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

 自転車を横並びしてしゃべりながらトロトロ走る。

 そんな迷惑行為は、おばちゃんか女子高生の専売特許かと思っていたが、最近男子のそれもよく見かける。

 それ以上に、腕っ節の弱い女性か年配専門の持ち物かと思っていたカート。それを引いている男の子も珍しくなくなった。

 

 あれは便利で楽そうだな、と思うのではあるが、買う気になれない理由がある。

 私のように後ろどころか前すらちゃんと見ていない人間が、あんな危険物を引きずって良いのだろうか、というためらいである。

 だから何泊かのお出かけでも未だにボストンバッグをズッシリ肩に食い込ませ、えっこらよろよろ歩く。

 

 その前を、私の半分くらいの歳の男の子がカートを横切らせてゆく。いや、私の荷物が軽い時でも足下をかすめてゆく。

 

 どう見ても旅行者でもなく、資料やパソコンぎっちりの出張サラリーマンでもない。

 しかもそのカート、ちっちゃいのである。カートの必要ないでしょって程の、もうホントに両腕を回してちょうどくらいのコンパクトで愛いやつ。店に並べてあったらばね。

 

 しかしこの小ささがくせ者。小さいから、視界に入ってこない可能性が高いのである。最近、足下への注意力不足が加速している年頃で。

 だから、そのちっちゃくカワイイおカート様が急に現れても気付かない。結果、引っかかる。踏ん張る力も弱っているからバランスが崩れる。でも支えなきゃならない全身の重量は年々増えているので……怪我に直結するのである。

 気を付けてはいる。いるのだけれど、追いつかないときがあって怖い。

 

 従来、足に合わない靴でもきつい細身のパンツでも、具合が悪くなろうがファッションを優先する女性は多かった。

 最近の男の子もおしゃれだから、そのちっちゃいカートもファッションなんだろうな。肩掛けバッグを背負えないほど力がない、とは思えない……思いたくない。

 

職場でも最近、書類や荷物の棚卸し、加湿器の水の入れ替えなど、女子がやっているのを見かける。若いお兄ちゃんもいるのだけれど、確かに見た目の体格的に、明らかにそちらの方がか細かったりする。男女平等というやつなのか?

 

でもでも。

チーターがコアラと競走するまでもないように、サボらなければカメに負けたりしないウサギのように、先天的にはやっぱり男子の方が力仕事に優ると思う。

 

だから。

結婚式で花嫁にお姫様だっこをしてもらう男子。

赤ん坊を高い高いできない腕力の男子。

って、想像したくない。

ないよね? そんなことないよね……

 

ファッションならかっこよくないと。 それが元で長期怪我人と化したおばちゃんに、賠償金だ何だと付きまとわれたりしたら、、、カッコより何より、怖いと思いませんか。  (了)

 

 

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