続けることは、とても難しいことだ。
たとえば、
定期的に運動をしている人を見て、やらない人はこう言う。
「運動も、習慣にしたら勝ちだよねぇ~。そこまでいけば私も続けれると思うんだぁ。でも、なかなか仕事が忙しくて、毎日はさすがに無理って感じぃ。」
結構、聴いたことあるかも。
いや、俺、過去に言ってたと思う(苦笑)
本当に、継続して行うことというのは、習慣にしたら、容易にできるようになるのだろうか?
厳しい表現になるが、僕はならないと思う。
続けることは思っているよりも本当に難しいからだ。
そういえば、世界のトップのランナーのインタビューで思い出したことがある。
その選手は、毎日何十キロもトレーニングで走っている。
毎日毎日走っている。
素人からすれば尋常じゃないくらい走っている。
彼の場合、マラソン選手なんだから、言わば職業といっていいだろう。
素人の私達から言えば、走るのが仕事なんだから、毎日走って当たり前であって、もはや習慣になっているのだろうと、考えるのが普通だ。
でも、彼のインタビューで、彼はこのように告白していた。
それは、
『実は毎日、トレーニングする前に
今日は走るのを辞めようか、明日にしようかって、いつも考えてしまうんです(笑)
いつも、その葛藤があって悩むけど、結局は走ることにしているんですけどね(笑)』
僕には衝撃でした。
だって、一流のトップアスリートですら、今日走るかどうかを迷うんですよ。
みんなおんなじなんですね。
彼は自分の弱さと闘いながら、それでも走ることを選ぶんだって。
その繰り返しが、世界で闘える力を身につけさせるのですね。
人は、誰も変わらない。
人は弱いんだよ。
いつも言い訳を探す。
できない理由を絞り出す。
僕だって、いつも思う。
『今日は仕事が特別忙しかったし、今日はお酒のんで寝てもバチはあたらんよな』って。
でも、そういう夜は、決まって酔っても気分が乗らないものだ。
まぁ、どんだけ体裁を取り繕っても、自分には嘘がつけないからね。
だったら、走った方がよっぽど気分が晴れる。
走って、自分を褒めてやる方が、よっぽど健康的なんだ。
僕は思う。
続けられない自分に自己嫌悪になるよりも、続けた自分を褒めてやってください。
人に褒められるよりも、自分に納得の合格を与えてあげるほうが、自分の体は喜びます。
自分に嘘をつくよりも、自分を目一杯褒めてやってください。
その積み重ねが、必ず明日につながる。
毎日、悩み続けるんです。
やるかどうか。
でも、自分を褒めてやりたいから、続けるんです。
そこに価値があるんだよね。
一歩踏み出す。
その一歩が道になるんだよね。
僕はそう信じている。
明日は、2キロ泳ごう!(笑)
直前まで、悩もう(爆)