昨日は冬至。
よくわからんが、風呂にはゆずが3個入っていて、夕食にはかぼちゃがでてきた。
きっと柚子の風呂には、体を暖めなさいという意味があるのかもしれない。
偶然にも今日から、ものすごい冬型の気圧配置…
超寒い(笑)
娘が生まれてから、1年がたった。
この一年。
『この行事は必要なのか?』というものも確かにあった。
意味がないものに感じることもあった。
毎日が忙しく、時には??がつく行事もあった。
でも、その意味のなさそうな行事の度に妻は、母親に育児で悩んでいることを相談していた。
帰り道はいつも妻は笑顔だった。
柚子のお風呂も、かぼちゃも、お食い初めも、実はそのもの自体に意味はないのかもしれない。
でも、昔の人が、『いつの時代もきっと迷うだろう。悩むだろう。』でも、その時に先人が手を差し伸べることができるチャンスを残しておくために、わざわざ行事を慣習をつくったのではないのか?
最近の若者は、他者との接触を避ける傾向にある。
私ですら、そうなのかもしれない。
妻もそうかも。
でも、僕からみたら意味がなさそうな行事の度に、妻は私の母親から、たくさんのことを学び、不安を解消していた。
現代はとても便利になった。
パソコンを調べればなんでもわかる。
なんでも買える。
生活のすべてを効率的に着飾ることができる。
でもそれはきっと、とても薄っぺらい効率なのだろう。
わかった気がしているだけのね…
今、この瞬間には意味がないと思えることに、実はとてつもない意味があるのかもしれない。
親から子への継承。
それは一子相伝である。
やり方は、インターネットで手に入る。
しかし、インターネットでは手に入れられないものがある。
それは、お互いの手を介して伝わる『想い』だ。
昨日、柚子のお風呂に入って、『これは食べたほうがいいんじゃないか?』と思った私が、今、無人駅で寒風にさらされている。
でも。
なんだか今日は体が暖かい。
それは、柚子の直接的な効果ではなく、柚子のお風呂に入ったあとに、妻が私に、『今日は冬至。明日、呑みに行くんなら、あったかい格好でいくのよ』と声をかけてくれたから、厚着をしているのであたたかいんだよね。
ありがたい。
この世に意味のないものなどひとつもない。
意味がないと思えることに、実はとてつもなく大切なものが隠されているのかもしれない。
目先の利益を追うな!
先人を大切にしろ!
まだまだ私は、未熟だと感じた無人駅の夜でした。
妻に感謝したい。
母に感謝したい。
ありがとう。
早く家にかえろう。
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