いよいよ、次の日曜日に総選挙がおこなわれます。
時勢の流れからいって、どうやら大きく時代が動きそうな予感ですね。
そんな審判の夏に、国民全員がしっかりと参加するべきだと思います。
でも、これほどまでに高揚感のない選挙も珍しいのではないかと思う。
それは、多くの方が、「これがすばらしいのでこの政党に託してみたい」とか、「この政策をしてくれる政党、候補者にがんばってもらいたい」という視点で選挙戦がおこなわれていないからだ。
それは、いろいろな政策が提示されているが、それを候補者同士が議論してもほとんどが水掛け論になっているということが問題だと思う。
現在の状況から、少しでもよくなる政策であれば、国民の多くが納得するわけだし、国会議員の先生方は頭がキレる方たちだとおもうから、よりよい政策を提示すればいいのだが、
ライバル同士の候補者たちが、自分の理論を主張して、相手の反論にこたえきれていない。
つまりは、
やってみないとどうなるかがわからない。
ということなのである。実際は。
それでは、確かに相手の反論に応えることはできないか。
また、街角調査でも、多くの方が、
「民○党に一度、やらせてみればいい」とか、「政権交代しかない」という論点で話をしている人が多い。
人間は、元来、責任をとるのが嫌いないきものであり、そんな雰囲気が見え隠れする。
政策のひとつひとつを細かく聞いてみると、目次しかみていない人も多くいる。
実際、マニュフェストを見たって、細かく書いてあるわけではないので、あれで選べというのも無理なのだが。
そう考えると、今回の選挙はスタートなのかもしれない。
自分の選んだ候補者が、政党が、今、この瞬間に訴えていることをしっかりと実行しているのかどうか。
僕たちがきちんと、それを採点して、次の選挙までの勉強課題にするためのスタートなのだ。
だからこそ、1票の重みがでてくるのではないだろうか。
多くの若者が、選挙に行くことを期待しています。
そして、年金問題、高速道路問題、消費税、医療、介護、景気対策・・・
これからの日本がどこにいくのかを、直視してもらいたい。
どうなるのか、政治家の人ですらわからないのだから、時には間違いもあるだろう。
でもその時に、議論して、すばやくよりよい方向に舵を切りなおすためには、僕たち国民が
「間違っている」と、声を上げなければいけないし、そのためには勉強しなければならない。
だから、この選挙は始まりであって、終りではないのである。
今の選挙の選択肢が最後ではないからだ。
本当に真価が問われるのは、31日からの日本を見ていく僕たちの目であるのだから。
だからこそ、みんなで参加しよう。
自分たちのために、子供たちのために、そして、この国のために。