旭山動物園の奇跡 | 迷えば原点

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医療法人翠章会 すまいる歯科 理事長・山村洋志明が書き綴ったブログです。

みなさんこんばんは!
最近、「梅雨入りしたんかい!」と思いたくなるほど、雨ばかり降っていましたが今日は風は強かったものの良い天気でしたね。
私は運動不足にならないように、日曜日は野球をしているのですが、今日も走り回ってきましたよ。
さあ、今日もはりきっていきましょう!!

昨日、フジテレビ系列で「旭山動物園物語」をやっていましたね。
旭山動物園のサクセスストーリーはいろんな雑誌や新聞などで以前よりとりあげられていて、その内容は知っていましたが、廃園寸前の動物園がどのようにして日本一の動物園になっていったのか?
今回、ドラマとしてその軌跡を見ることができて更に深くその真実を確認することができました。


空飛ぶペンギン」や「ダイブする熊」など、その言葉だけみてもなんだかワクワクするのに今回それを映像としてみることができ、山口智充さんの良い演技もあいまって感動してしまいました。(なかなか旭川までいくのは大変ですが、いつかこの目で見てみたいと思っています)


さて、その内容ですが、これまた歯科業界にあてはまる部分も多く(と、いうよりはすべての業種さんにあてはまるのかもしれませんね)
自分に重ね合わせてドラマをみていました。


ドラマの中で感動したのが大きくふたつあり、まずひとつ目は
あえて、珍しい動物に頼ることなく、動物たちが生きているということの気高さをお客さんに伝えたい」というシーンでした。

この世の中には確かに「客寄せパンダ」という言葉が日常生活においても使用されているように(そしてその言葉はあまりいい意味で使われていない)もの珍しいもので人の気を引くという手法がとられることが、ままあります。

でも、ここで大切なのが、本質を見誤ってしまったら、元も子もないということです。
さてここでいう本質とはいったい何なのでしょうか?


それは『人に何を伝えたいのか?その伝えたい信念は何なのか?』ということです。
つまりは旭山動物園の従業員の方たちが、お客さんに動物たちを通じて何を伝えたかったのかということなのです。

前述したように、生き物の生と死について感じてもらいたい、触れてもらいたいという強い思いがなければ、たとえ珍しい動物で一瞬、お客さんの気を引けても、お客さんはすぐ飽きてしまい(珍しくなくなってしまったらその瞬間にアドバンテージもなくなってしまう)、リピーターにはなってくれないということなのです。

それは、全国のテーマパークが不振にあえぐ中、東京ディズニーランドだけが好調をキープしている理由にもあてはまるものがあります。

なぜ東京ディズニーランドではそれができて、他のテーマパークではそれができないのか?ということの詳しい説明は各書籍に譲るといたしまして、その理由をそれぞれの人が考えていかなければならないのですよね。


さて、その考えの下、旭山動物園の方々が必死に考えて、実践したことは一体なんだったのか?

<明日につづく・・・>