今日は金曜日のジャングルジム模試で演習した問題と宿題の基礎力完成問題集の解説から行いました。
どちらも内容としては取り組みやすい問題で、しっかりと答えを出すということを習慣付けるにはいい問題なのかなと思います。
国語で気をつけなければならないことは“後付け”で直しをしてしまうことです。
国語の解説を行っていると、どうしても答えの根拠の説明ばっかしてしまいがちですが、そのような解説はあまり意味ないのかなと思います。
「さて、この問4ですが、〇〇については△行目に書いてありますよね、したがって答えはウです。」
といったって、それがはじめっからできていれば苦労をしないよって思ってしまいますよね。
どう考えるのか、そしてどう答えを導き出すのかは、文章によって、設問によって違います。
経験を蓄積させること、すなわち多くの文章に触れ、多くの問題を解くことが大切なのは言うまでもないのですが、もっと大切なことは、自分が出した答えに責任を持つということなんじゃないかなと思います。
よく、答えを出した生徒に「なんでイにしたの?」って聞いてみると、「…」と説明できないような場面が多くあります。
しかし、合っていた問題で「なんでイにしたの?」と同様の問をたてると、「だってここが逆接で、この内容と反対の内容の言い換えをしてるのがイじゃん!」という風に完璧な論理で答えていたりもします。
確かに、間違っていた選択肢を選んだ理由を聞かれてもわからないし、答えたところでそれは結果的に間違っているわけですから、黙り込んでしまうのも仕方ありません。
けれども、たとえ間違っていたとしても、「こういう考え方でこの記号にしたんだけどなぜ間違っているのですか?採点ミスじゃないんですか?」といった具合で自分の選んだ記号に自分なりの根拠と魂を持ってもらうとどんどん実力が伸びていきます。
時間無制限の演習(宿題)では、間違っていてもいいから全ての解答に自分なりの根拠と魂を込めてから解説を受けるようにしましょう。
また、直しをしてきなさいと言っても
「アじゃないからイ、イじゃないからウ」と直したり、先生の話を黙って聞いていて、答えの記号が言われたらその記号だけを赤で直しておくのはあまり意味がありません。
ちょっと自分でも何を言っているのかわからなくなってきた(魂)ため、今日はこの辺で失礼します。