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個人評価: ♪♪♪
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製作年/Sortie: 2012
監督/Réalisation 脚本/Scénario:
パトリス・ルコント/ Patrice Leconte
原作/:ジャン・トゥーレ/Jean Teulé
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あらすじ
フランスでベストセラーとなったジャン・トゥーレ/Jean Teuléの小説「ようこそ、自殺用品店へ」を映画化。
10代続く老舗の「自殺用品専門店」へようこそ!
どんな死に方をお望みで?
首つりロープ、切腹セット、毒リンゴにタランチュラ。
ふつうの死に方から、男らしい死に方、 女らしい死に方まで、
死を願うすべての人の希望を叶える商品を取り揃えております。



絶望的な世の中、自殺者が後を絶たない都会で、テュヴァッシュ家は自殺専門用品店を経営していた。従業員家族は家長のミシマを筆頭に、妻のルークリース、長男のフィンセント、長女マリリン暗く、陰鬱で、笑ったことなど一度もない。そんなテュヴァッシュ家に男の子/アランが生まれるが、アランは家族全員と正反対の無邪気で明るい性格だった。
両親の必死の教育も叶わず、アランは心身ともに健やかに明るく育つ。

感想・ネタバレ
パトリス・ルコント監督作品、実はブログを書くまで気が付かなかった。彼が50代だった時の作品「髪結いの亭主」「歓楽街」「橋の下の娘」等が印象強く、少々官能的でジンワリとした悲劇がある独特な世界観の映画を作る人と思っていた。よもや60代になってアニメの制作に携わるとは、、、、
さて映画序盤は様々な背景から店にやってきた自殺志願者と店主が紹介する多種多様な自殺ツールの紹介が不謹慎ながらかなり笑えて面白い。
アランが誕生し成長するまではブラック・コメディーを楽しんだが、アランが自殺志願者を助け始めた辺りから疑問符が沸き始めた。年老い死を選択した人々がアランの自殺救済により、苦しい人生を延長しなくてはならないからだ。更に家族全員を自殺から遠ざけ、明るい生活を与えたアランの自殺は拍子抜け。確かに原作者は「誰にでも自殺する可能性はある」と考えこの小説を書き始めたと云っていたが、、、、。

原作、ポケット版
因みに家族の名前は以下に由来し、映画の声はIsabelle Spade等、仏映画でも御馴染みの名脇役達が命を吹き込んでいる。
ミシマ:三島由紀夫
日本の作家、憲法改正のクーデーターを起こし割腹自殺。
ルークリース:シェークスピア詩「ルークリース凌辱」
ローマ王の息子に強姦されて剣自殺した貴族の妻、これによりローマは王政が終了、共和制へ。
フィンセント:ゴッホ
「ひまわり」等の作品で有名なオランダ人画家、幼い頃から人付き合いが苦手で自罰的な性格、拳銃自殺する。
マリリン:モンロー/映画「マリリン7日間の恋」等
アメリカの女優、睡眠薬にて自殺
アラン:チューリング/映画「イミテーションゲーム」
同性愛者で逮捕され、リンゴにべったり塗った青酸カリ中毒で自殺した英国の数学者。彼は、第二次世界大戦中、「エニグマ」というドイツの暗号システムを解読し、戦後にコンピューター発明した男

店主のミシマ、日本刀での自殺を営業している様子





























































