企業から期待される社会人の人間像 [上] | 六月の虫のブログ

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 立石信雄オムロン相談役が考える社会人(企業人)の人間像、日経新聞で去年紹介されました。十六項目あります。立石氏は、実社会で役立つ能力を身につけて欲しいと、啓蒙活動をされています。


社会人(企業人)の人間像

① 変化をとらえる感性(先見性、正しい時代認識)

② 変化の後にくるであろう世界を描ける力

③ その世界に到達するシナリオを描く能力

④ 洞察力(物事の善悪を見極める力)

⑤ 優れたコミュニケーション能力


 昨日と同じことをしていたらダメです。現状維持は間違いなく後退です。世の中は、ものすごいスピードで変化しています。特に震災後の日本は、大きく変わるでしょう。いや、変わらないといけない。どう変わったらいいのか、みんなで考えて日本が良い方向に行くシナリオを描かないといけません。

 社会人になったら、自分の入った会社は、どう働けば会社が発展していくのかを考え行動しないといけません。それができない人、できそうもない人を企業が採用するはずがありません。

 指示待ちでしか仕事ができない人が多い。「考える」ということをしない人、最悪です。

 コミュニケーション能力のない人が増えています。学校教育にも問題はあるでしょうが、家庭にも問題があると思います。バブルの頃、ドイツ人に言われたことがあります。「日本人はいいな。仕事だけしていたらいいのだから・・・。ドイツには三つの責任がある。会社に対する責任、社会に対する責任、そして家庭に対する責任だ。日本人は、二つの責任を放棄している」。

 家庭内の会話が減っている。家庭に対する責任を放棄しているお父さんが多かった。さらに、子供は塾に行ったり、お母さんもパートや趣味のものに熱心になって、お父さんは仕事から帰るとマイペース。サザエさんの世界はもう昔のこととなっています。

 私が、バーベキューをするのは、子供たちが楽しいから、そして、彼女たちと役割分担して作業をしながら話ができるからです。私の指示通りやってくれているか、ちゃんと指示が伝わっているか、わかりやすく指示できているかなど、チェックしながらバーベキューを楽しんでいるのです。子供に仕事を任せましょう。遅くてうまくできないかもしれませんが、成長する上で大切なことだと思います。

 スタッフにも仕事を任せましょう。コミュニケション能力も磨けます。


 つづく・・・