バイクと人生 ~ 奥多摩湖の信頼関係 ~ | Life*

Life*

世界にたった一枚の
心に描く地図

 

峠道でわたしの後ろを走ってくれた後

 

自分のバイクを残し彼女はわたしのバイクに跨ると

 

フロントブレーキとクラッチレバーを一握りし

 

感覚だけ確かめると 「いいよ」

 

わたしは自分と彼女の一眼カメラを左右にダブル斜め掛けにし

 

彼女が跨るわたしのバイクのリアシートへ

 

わたしは彼女に命を預け

 

彼女はわたしにカメラを託し

 

奥多摩をタンデム

 

そんな彼女とは先日 やきとりとビールで

 

初めまして の乾杯をし

 

今日で逢うのは二度目

 

もちろん彼女はリアルにわたしのバイクを見るのも初めて

 

Vストローム自体初めて乗るバイクにもかかわらず・・・

 

一跨ぎしクラッチとブレーキの握りの確認のみの

 

タンデムでのこの走り!!!!!

 

ベテランの男性じゃない

 

歳も同じに等しい女性が・・・です

 

気持が良い!の質もレベルも次元が違う

 

無駄が無い とは正にこういうことを言うのだろう

 

一切何をアピールすることもなく

 

とてもさり気なく

 

全てがまるで呼吸をするかのよう

 

凄い!カッコよ過ぎる!!

 

そして走り終えて一言

 

「モモちゃんにはこれくらい走れるようになってもらうから」

 

「はっ?!  ・・・い」 (笑)

 

感動!そして

 

己を知る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6年ぶりに走った奥多摩

 

よく此処をドラッグスター250で走ったものだと

 

何も知らないってある意味幸せだなぁ~と(笑)

 

翡翠色に輝く湖面を眺めていたあの頃・・・

 

まさかこんな出逢いがあるなんて想像もできなかった

 

二人でカメラを斜め掛けにして奥多摩を走るなんてね~♪

 

同じ道なのに

 

心一つでこんなにも違う道に感じる

 

穏やかな青空の下で貴女が作ってくれたランチ

 

一緒に飲んだコーヒー

 

最っ高に美味しかったぁ!

 

今度は一緒にゆっくりと写真を撮りに行こう♪