サラリーマンのダブルケアは突然に・・・ -4ページ目

サラリーマンのダブルケアは突然に・・・

家事スキルゼロの迷えるサラリーマン男による仕事と育児と嫁介護録

2016年。ママが倒れてから3年ほど。娘は高校2年、息子は中学3年になっていました。

ママは少しずつ回復してきて、車イスでは続けて3時間ほどは座れるほどになっていました。

 

そこで、長らく家族旅行ができていなかったので、子供たちと相談して今年は

1泊2日の旅行にママを連れて行こうと秘密裏に相談を始めました。

それから計画的に準備を始めるのでした。

 

ママが倒れてからは、車はママを病院に連れ行く使い方しかしていなかったのを

近所のスーパーやホームセンターへの短時間の買い物

近くの公園や植物園への短時間ドライブ

などを回数を重ね、少しずつ外出の時間を無理なく増やして行きました。

 

また、長時間になるときには多目的トイレや休憩室がある

ショッピングモールでママの様子を確認したりもしました。

 

こういうトライアルを重ね、いよいよ旅行を計画するのでした。

 

旅行は1泊2日の淡路島。家族での車を使った旅行です。

自宅からは車でノンストップで2~3時間ほどの距離です。

 

下調べでは、道中の多目的トイレの間隔と数の確認。

もしもの時の、休憩ができるところや病院の確認。

ホテルは障害者対応設備のところを選びました。

 

いよいよ当日。

慌てずに、休憩を多めに取りながら安全運転で運転しました。

淡路島では、色々なところを巡りましたが、

2時間以内にママの様子を確認しながら

休憩するような行程です。

 

それでも、途中色々と巡りながら

楽しく1泊2日の良い思い出を作ることができました。

本当に、ママが倒れた時から思うと

奇跡のような時間でした。

 

 

2013年11月にママが倒れて、入院そして退院できたのが2015年の夏。

家族4人でやることが全てが2年ぶりだらけでした。

 

2015年夏、退院当初は、

車イスでの外出は、かなり疲れるので

10分程度の短いものでしたが、

次第に20分、30分・・・

2015年末あたりは2時間ほどにまで伸びていきました。

 

車イスでの外出時間が伸びたのは、

話すことが自由にできない状態でしたので、

ママの疲れ具合を表情や頭や体の傾きなどを見ながら

慎重に少しずつ時間を長くしてきた半年の結果でした。

 

とうとう

年明けの2016年には、自宅から徒歩20分の距離の神社に

2年ぶりの初詣に行けるくらいまでに回復してきたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年の入院を経て、ママが自宅に帰ってきてからの日々の仕事とダブルケアは

楽ではなかったですが

沈んでいた家の雰囲気は次第に明るくなっていきました。

そういう流れで子供たちも昨年より断然、

学校生活を楽しむ姿がみられるようになりました。

 

息子も部活のアメリカンフットボールに益々熱中するようになっており

また、この年のチームは戦力が充実しており勝利を重ねていました。

とうとう12月には念願の甲子園ボウル出場を勝ち取ったのです。

(甲子園ボウルは本来大学日本一を争う試合ですが、

この試合は前段に中学校関西一を決める招待試合として開催されるものです)

 

実は一方で、

現実問題もありました。

まだまだ、車イスにしっかり座れないママだけど

「ママに息子の晴れ舞台を見せてやりたい・・・」

「なんとかママを甲子園球場に・・・」

ということで色々調べたり

チームの父兄の皆様にも協力していただいたのですが

トイレ、車イス、休憩室、寒さ対策などの問題・・・

これらが十分にクリアにできず、

残念ながら甲子園に

連れていってあげることができませんでした。

 

しかしながら試合は接戦の末、勝利をつかむことができ、

選手や父兄の皆様は大歓喜に酔いしれていましたが、

私と言えば

歓喜だけでなく、止まらない涙。

 

この日は笑顔でママへの良い報告を持って帰るのでした。