イタリアのことを、他人事と思ってはいけない
◆イタリアのことを、他人事と思ってはいけない イタリアのコロナウィルス感染が爆発している。感染者は9172人、死者も366人となり世界第二位になった。ちなみに、日本は感染者が1200人を超え、死者は16人だ。(3月9日現在の報道) 日本政府は中国・韓国に次いで、遅ればせながらイタリアにも入国制限をかけた。政府の対応が中国・韓国より遅れたのは、まるでイタリアは遠い国であり、日本には影響ないかのような態度で、まるで他人事。 イタリアが爆発的に感染が増えているのは、必要な検査をきちんとやっているからだろう。 日本の場合は、必要な人にもなるべく検査をしないというやり方で感染者を増やさないという姑息な手段をとっている。まるで感染者が少なくて問題がないような印象を国民に与えようとしていることだ。 加藤厚労大臣の発表では、検査可能件数はどんどん増えているのに、検査実数は一向に増えない。 とにかく、検査をさせず、感染者を増やさないという方針に変わりはないのだろう。 政府の諮問機関である「有識者会議」は、日本は「感染者の増え方がゆるやかで、何とか持ちこたえている」とし、まるで今にも収束しそうな表現だ。日本からたくさんの金をもらっているWHOは「日本はコロナウィルスの封じ込めに成功している」などと発表している。 そのくせWHOは「世界はパンデミック寸前、だが世界で初めてコントロールできるパンデミックになるだろう,」などと言っているのだから、たちが悪い。白鳳大学の岡田晴江教授(感染症学が専門)は、「どうやってコントロールするのか、私も教えていただきたい」と、辛口なコメント。 イタリアは外国人の入国に対して緩やかな国で、外国からのウィルスの流入を止めるのが遅れた。その結果がいま現れ始めたのだ。 日本では、コロナウィルスの流行が見え始めた1月ごろまで、中国に対してウェルカム、どんどん日本に来てくださいとやっていた。 日本に、イタリアと同じことが起きていてもおかしくない。 日本人の危機感の薄さは「対岸の火事」という感覚で、自分のところに火がつかないと実感しないようだ。◆いろいろなところにひずみが出始めた。食べられない子どもたちはどうしている? 政府の独断的決定で学校休校が決まって、学校や先生方も親も、大変なことになっている。それに伴って学童保育も営業時間増やしたりで大変だ。 もっと大変なのは、学校給食を供給している会社だ。学校に米を収めている米屋さんも、パンを納入しているパン屋さんも休業状態。死活問題になり始めた。 だが、もっと問題なのは、給食がないとご飯が食べられない貧しい家庭の子どもたちだ。 なぜかTV報道では、納入業者の惨状は報道しても、ご飯が食べられなくなっている子どもたちのことは報道しない。 いまでは、日本は子どもたちの6人に一人が貧困だ。家庭で十分に食べられないので、学校の給食を食べて、夜は民間の「子ども食堂」で命を養っている。(世界の先進国では、あり得ない状況だ。) 貧しい家庭の子どもたちにとって、給食と「子ども食堂」は命綱だ。 政府が、それに対応したというニュースを聞かない。貧しい家庭やその子どもたちは切り捨てか。 TVマスコミは、本当の困っている人たちのことを報道すべきではないか。 どこに感染者が何人でたとか、どんなイベントが中止になったとか、どうでもいいことばかりニュースしているが、国が、国民が立ち行くようになるために、真実を報道し、間違いは間違いとして報道すべきではないだろうか。 こんな状況になっても、この政権を支持する国民が40%以上いるなんて、あり得ないと思う。 ◆政府が進める補償 大企業に勤務する人には休校に伴って子どもの面倒を見るために休んだ親には「休業補償」がでるらしい。(一日あたり約8,000円) フリーランスの人や自営業者には、無利子で金を貸すそうだ。(それも、わずか10万円) この差はいったい何なのだ。 政治家は企業から莫大な政治資金を得ている。だから、企業の社員には報いる。だが、フリーランスは所得税しか納めていない。政治家にとってうま味のある相手ではない。補償などするつもりはないのだろう。 ここでも、政治家がやることは「今だけ、金だけ、自分だけ」なのだ。◆不思議なことは 北海道知事が「緊急事態」を宣言し、北海道はいま日本では一番感染者がでている。 オリンピックのマラソンはどうなるのだろう。夏の暑さが怖いから、東京から札幌に強硬に変更したはずだ。 専門家会議は、このコロナウィルスは早くても半年から1年は収束にかかるだろうとしている。夏の暑さにも強いウィルスだとしている。 だとすると、マラソンの行われる時には、まだコロナウィルスは収束していない可能性がある。 何らかのメッセージがあってもいいはずだ。 それともコロナよりも夏の暑さの方が怖いので、このまま札幌で...ということなのか。 分からないことだらけだ。