シャンソンのジュリエット・グレコさん 死去 93歳 フランスの宝物
仏大物歌手ジュリエット・グレコさん死去 93歳9/24(木) 4:35配信 AFPフランス人歌手ジュリエット・グレコさん(1968年12月10日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News【AFP=時事】フランスの音楽界で50年以上にわたり活躍した大物歌手ジュリエット・グレコ(Juliette Greco)さんが23日、死去した。93歳だった。家族がAFPに明らかにした。 家族はAFPに対し、グレコさんが「心から愛していた自宅で、家族に囲まれ亡くなった」と説明。「彼女の人生は他に類を見ないものだった」とし、脳卒中のため引退した「89歳当時もフランスの歌を輝かせ続けていた」と述べた。https://news.yahoo.co.jp/articles/24f972bc4d3167117caaa33be69376550764d392仏大物歌手ジュリエット・グレコさん死去 93歳(AFP=時事) - Yahoo!ニュース【AFP=時事】フランスの音楽界で50年以上にわたり活躍した大物歌手ジュリエット・グレコ(Juliette Greco)さんが23日、死去した。93歳だった。家族がAFPに明らかにした。 news.yahoo.co.jp■まず、ジュリエット・グレコの素晴らしい歌を聴いていただきたい。Juliette Gréco - Romance「ロマンス」グレコの歌で一番好きだったのがこの「ロマンス」。大人の雰囲気をしっとりと歌っている。歌詞********************************************** 《Romance Juliette Greco Paroles: Henri Bassis . Musique: Joseph Kosma》 Ces mots charge de romance "Comme un printemps qui sourit C'est un amour qui commence Dans le printemps de Paris" Paris qui n'est a personne Est a toi si tu le veux Mon ami, je te le donne Ce cadeau c'est pour nous deux Ces mots charge de romance "Comme un printemps qui sourit C'est un amour qui commence Dans le printemps de Paris” Veux-tu les rues de ma ville Trainant au tour des cafes Ou la vie passe tranquille Et les filles decoiffees Ces mots charge de romance "Comme un printemps qui sourit C'est un amour qui commence Dans le printemps de Paris Des amoureux se promenent Ils se regardent ravis Mon ami, c'est toi que j'aime Le bonheur, c'est pour la vie. 《壺齋散人による歌詞の日本語訳》 言葉に込める ロマンス 春が微笑むと 愛の予感がするわ このパリの街角に パリは ほかならない あなたのための街よ ふたりでこの街を とことん楽しみましょう 言葉に込める ロマンス 春が微笑むと 愛の予感がするわ このパリの街角に 街角の路地に沿って カフェが連なってる そこには息づいているわ さまざまな人生が 言葉に込める ロマンス 春が微笑むと 愛の予感がするわ このパリの街角に 恋人たちが歩いてる 互いに見詰め合って わたしたちもそのように 愛し合いましょうよ ********************************************** この「ロマンス」は1946年に作られたシャンソン。作詞はハンリ・バシス、作曲はジョゼフ・コズマ。多くの歌手が歌ったが、ジュリエット・グレコの代表曲のひとつにもなった。もう一曲。ジュリエット・グレコの代表作の一つを聞いて欲しい。Juliette Gréco - Sous le ciel de Paris 「パリの空の下」 フランス映画『巴里の空の下セーヌは流れる』(Sous le ciel de Paris)の挿入歌。リーヌ・ルノーが歌って広く愛好されるようになった。エディット・ピアフも歌ってその録音が知られている。 個人的には、この歌を創唱したリーヌ・ルノーの歌唱が好きだったが、このグレコの歌も素晴らしい。* ぜひ、ジュリエット・グレコを偲んで、この2曲を味わってください。日本にはいないね。こんな素敵な歌手は。「ロマンス」は聴く人の魂を奪うほどの名曲であり名唱である。「パリの空の下」はシャンソンを代表する一曲。シャンソン全盛時代のフランスを代表する大歌手グレコの名唱を味わえる録音。 私は80年代に来日公演を見て聞いた記憶が蘇る。真っ暗なステージに、真っ黒の衣裳で現れ、照明が手と顔だけに当てられるという印象的な舞台で、あの歌唱を聞けたのは本当に幸運だった。 彼女はほとんどいつも黒の衣裳で、舞台背景も黒というスタイルだったらしい。歌を邪魔するような舞台は不要と考えていたのだろう。全部真っ黒なのに、それでいて「おしゃれ」を感じさせ、聴衆は彼女の歌に集中させられた。一人の歌手の舞台で、あれほど感動させられた体験は他にはない。 エディット・ピアフ亡き後、イヴェット・ジローも亡くなり、イブ・モンタンもシャルル・アズナブールも、もうこの世の人ではない。 第二次世界大戦前から1960年代くらいまでがシャンソンの最盛期だろうか。1980年代頃には多くの聴衆がシャンソンから離れて、往時の繁栄はなくなった。その最盛期の大歌手の一人だったジュリエット・グレコ。彼女の死は、本当にシャンソンの終わりを告げるのかもしれない。 しかし、近年のフレンチポップスでも、往時のシャンソンを超える歌も、歌手も出ていないのだ。 せめて、わたしたちは、名歌手の録音を味わいながら、その人たちを偲ぼうと思う。***