6月になっていますが、5月に読んだ本。
「ポンチョに夜明けの風はらませて 」 早見 和真 著
この作品のタイトル、私の世代ではアニメの「母をたずねて三千里」を連想させますね。
子どもの頃、涙涙で見てましたね~なのでまず、このタイトルに惹かれました。
それと早見 和真さんの「ザ・ロイヤルファミリー」がとても好きな作品だったので、
他の作品も読んでみたいと思いまして・・・
青春ものとロードムービー系を合体させた感じと言ったらいいのかな。
青春の真っ最中に読めば、きっとマネしてたと思う。
「諦めない女」「我慢ならない女」 桂望実 著
桂望実さんの「嫌な女」を昔読んで、他の二つの「女シリーズ?」をずっと探してたんです。
春先に偶然見つけて、大喜びで購入し読みました。
どちらの作品も面白かった!
「諦めない女」は胸が痛くなる状況の序盤、予想外な展開、
ラストは諦めない女のタイトルに収束。
「我慢ならない女」は作家さんの「業」とそれを支える姪の関係性を描いてます。
所々に主人公の作家の作中作が差し込まれてるんですが、
最初に読んだときは人間関係がわからなかったのです。
でもすぐにもう一度再読し、「あ、そういうことだったんだ!」と納得。
どちらの作品も出会えてよかった。桂望実さんは好きです。
「刑事何森 孤高の相貌 」 丸山正樹 著
「デフ・ヴォイス」シリーズスピンオフ
大好きなシリーズの大好きなキャラクターの番外編。
警察の組織的には解決に向かっている事件でも疑問点があると徹底的に追究し、冤罪を防ぐ。
組織の中では孤立してしまっても、信念は揺るがない・・・何森刑事、素敵だわ。
幸せになって欲しい。
「幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下)」髙田 郁 著
「あきない世傳 金と銀」の番外編。
シリーズが終了して、登場人物のそれぞれのその後が描かれています。
それぞれ、収まるべき所に収まったかな。
これでシリーズはいったん終了。でも新たに二部がありそう。
主人公になりそうな子がいた。