真っ白な壁
小さめの白いテーブル
両サイドに2人掛けくらいのソファー

私と長男は腰をかけるよう言われた
貫禄のある警官は目の前に座った。

「この度は…お力になれず、大変申し訳ございませんでした。弟さんですが、●●町のICの梺の山で車を発見し、辺りを捜索すると遺体という形で発見されました。」

呼吸が出来なかった。
(え…今なんていう日本語ゆったの?)

ちゃんと聞こえてるのに聴き返しそうになった。

手が震えて汗が出てきた。
隣で長男も同じようだった…。

何も言葉が見つからずいると

「見つけてくださりありがとうございました…」

隣で長男が涙をこらえ言った。

その瞬間、私も泣き崩れた。

警官も泣いていた。

「あなた方は、とても仲の良い姉弟だったのですね。部下から報告を受け経緯を聴き、担当した安全課の部下を叱っておきました。とてつもない無礼な扱いをし、本当に申し訳御座いませんでした。」と頭を下げられた。

当然のこと…この後に待ち受けるのは確認。

ほぼほぼ弟で間違いないのだが、確認は必要

状態レベルが最高だったらしく、実物ではなく写真にての確認です…と言われたが

ちゃんと最期の姿を見るべきと2人で話合い
無理を言って実物確認にしてもらった。

警察には何度も大丈夫か?と心配されたが

ちゃんと見ておかないと…と思って
もしかしたら違うかもしれないじゃん!って
こんな状況ですら、受け入れる事が不可能だった。

準備をしますと言われ、その小さな個室で
無言の時間が流れた。

目の前に並べなれている袋に入った弟の所持品を
ずっと眺めながら座っていた
友達とお寿司屋さん行った。
築地のお寿司屋さんチュー
今回は…鮪づくし〜ラブラブラブ
おいしかったー!

新宿ぷらぷらしたけど、人多いな(笑)
ほんと…人が多いガーン爆笑

翌朝まで弟は起きてた。
私は翌日の仕事に備えて途中寝てた。

朝起きると、弟が
「今から少し寝て午後から仕事いくわ!姉貴はいってらっしゃい!」と言った。

最後の言葉だった。

私が出勤した後、弟は後を追うよう自宅を出たらしい。

何も持たずに。

仕事を終え帰宅。
何故か壁には弟の制服。
机には会社の名札と、いつも身につけてた腕時計が並んでた。

なぜだ?とも思ったが特に気にしなかった。

普通に夜寝て、朝目覚めると
弟が帰宅してなかった。
初めての外泊だな?と思い、出勤した。

翌日も帰宅せず不安になり、長男に連絡。
職場に問い合わせると、その二日間は有休を入れてるから来てないとのこと。

有休取ってるなら、彼女と旅行かも!と
長男との話し合いで終わる。

が、その翌日も帰宅せず。
会社は無断欠勤で、携帯も繋がらないと。

探すと弟の部屋に置かれたままだった。
何かあった!と、3日目にして警察へ。

捜索願を提出。
警察は、子供じゃないんだから、そのうち帰ってくるよー!だとか
居なくなったとか言うけどたかが3日でしょ?とか。
なんかやましい事でもあるの?とか。

生活安全課の担当、今でも思い出すと腹がたつ。

1週間経過。
何の情報もなし。
警察はようやく捜査かなと思いきや、私が任意出頭???

居なくなる前日、喧嘩しなかったか。
何か姉さんが本当は居場所知ってるのでは?
こういうのはドラマとかでも身内の犯行が多いなど。。
まるで犯人扱いしてきた。
職場に連絡よこし、警察署に足を運ぶ。

何がドラマだ。。早く捜索してよ…と
本気で思った。

そんな日が何度かあり
同じ年の10月。
山菜採りのご夫婦に発見された。
遺書もあった。

警察からの当時の電話。

職場に電話がきて、私が出ると
「弟さん、見つかりましたよー!いました!」と。明るく言われた。

私は、生存だと勘違いして喜んですぐ警察に向かった。

が、どこにもおらず、キョロキョロした。

担当とは違う貫禄のある警官がきた。
奥にある小さな部屋に通された。