2,160円
酒が呑みたくて、一人で店に入った。
もつ煮込み、かしら(塩)二本、レバー(塩)二本、そして熱燗(榮川)二合×2本
滞在時間、約二時間。
これで2,160円也。
店はJR郡山駅近く、焼き鳥の人気店だ。
席はほぼ満席。
この繁盛も頷ける。
2,000円程度で四合呑めて、腹も満たされる。店内は活気にあふれ、気持ちよく酔える。酒を二合にすれば1,000円台になる。
たまに一人ふらっと立ち寄り、手頃な出費で程よく酔える。
このような店があるのはありがたい。
バスや電車など、公共交通機関が充実すれば、“ふらっ”と立ち寄るお客さんが増え、それに応えられる店が増え、街の魅力が増すのではないだろうか。
昼間はカフェ風にしたり、ランチを提供したりすれば、更に、街に人の流れが生まれると思う。
街を歩いていたら気になる店があり、ふらっと立ち寄り、2,000円程度を落としてゆく。駅周辺の街なかにはそのような機能が必要ではないか。
郡山駅周辺の繁華街(駅前、大町、中町)はそれが実現できる地の利・人の利があると、考えながら家路についた。
元旦、朝刊配達の思いで
20代前半と思われるグループがカウントダウンし盛り上がっていたが、駅前周辺は思ったほど賑やかにはならなかった。
...朝起きると、分厚い朝刊がポストに差されていた。
中には大量の初売りを告げる広告と5つの別紙。元旦恒例の“特別仕様”。
私は、東京・渋谷で大学受験を目指した予備校生時代にこの朝刊を配達した。
今でも、鮮明に思い出すほど大変だった。
まず、ポストに入らない。縦折りにしてポストに入れようとするが、先端だけが僅かにポストと扉の間にかろうじて挟まり、手を放すと地面に落ちる始末。
前日に先輩方に話を聞き、知恵は授けられていたが、そううまくはゆかなかった。
会社などはシャッターが閉まっているため、地面とシャッターの隙間に指を入れ、シャッターを少し持ち上げて新聞を入れるのだが、この元旦“特別仕様”だけはどうしても入らなかった事がある。この場合は、止むを得ず、新聞本体と広告、別紙をバラバラにその隙間に入れた。
個人宅もこの方法でなんとか乗り切れた所もあったが、ポストが小さく入りきれない家も少なくなかった。
その場合は、扉に新聞を立て掛けるしかなかった。申し訳ない気持ちがあったが、これまた止むを得なかった。
自転車のカゴに積み込める量も限られ、“中継”と呼ばれる場所が数か所設けられ、新聞を補充しながら配達を続けた。
配達時間は、いつもの1.5倍。
配達が終わる頃には、すっかり陽が上り、静かすぎる街を販売店に向かって帰っていった。
元旦の新聞を見ると、この光景を必ず思い出し、よくやったものだと苦笑いしてしまう。
そして、今日我が家に届けてくれた配達員や全国各地で同じように苦戦する配達員に感謝する。
デコ屋敷...西田町
西田町「高柴デコ屋敷」。 *参考:高柴デコ屋敷観光協会HP
近くに伯母の家があるため、小さい頃からその存在は知っていたが、今まで行くことはなかった。
今日、西田町の三町目小の通学路を確認し終わった後、足をのばして現地に向かった。
県道115号線の長く続く坂道を必死にペダルを漕いだ。
今度は、急な坂道を上り、ようやくデコ屋敷に到着。
案内板から、4軒のデコ屋敷(民芸店)と土産茶屋が小さくまとまっていることが分かった。
先日、郡山総合体育館開かれた「郡山の農業・観光物産展」にブースを出していた「本家大黒屋
」。
中ではスタッフがデコ(和紙で作った張り子の人形)の制作を行っていた。
“看板娘”であるおばあちゃんの姿も見られた。
ここには大河ドラマの主人公を演じた、綾瀬はるかさんも訪れている。その様子はNHKの「ただいま、東北 」で何度も放送されていた。
表には色づけされた、小型のダルマデコが乾燥されてた。鮮やかな赤だった。
「本家大黒屋」の隣りにある、「彦治民芸
」。趣ある外観。
時間がゆったりと流れる場所。大型の三春駒の後姿がかわいらしい。
デコ屋敷は長くいたいと思わせる雰囲気がある。
次に来るときは、デコづくりの体験教室を利用し、和紙にふれ、やさしい曲線のデコを作って、できるだけ長く滞在したいと思った。
...前述の、「本家 大黒屋」で馬のデコを手に入れた。愛らしい容姿だ。
還暦後、初めて年女を迎える母に、この正月に帰った時、渡そうと思う。

