熱闘! 政治家への道 ~元高校球児の夢~ -77ページ目

除染プラザ「県民講座」

去年の「東北六魂祭」以来、久しぶりに福島駅を利用した。


目指すは環境省福島環境再生事務所の隣りにある「除染情報プラザ」。

除染プラザ県民講座「放射線の健康影響に関するセミナー 」に参加するためだ。

駅から徒歩5分。すぐに着いた。開演は10時。


除染情報プラザは1階。会場は奥にあるセミナー室。定員は100名程度。開始時間には30名前後の聴講者が席に見られた。


セミナーの内容は以下の通り。


・講演1:食品中の放射性物質の評価と管理の現状等について

講師:金田 直樹(消費者庁消費者安全課企画官)

・講演2:放射線防護の考え方

講師:飯本 武志(東京大学環境安全本部准教授)

・意見交換


配布資料は、それぞれの演題に関わるものをはじめ、スケジュール、アンケートで、封筒は「放射線影響研究所」のもの。"専門家意見交換会"と同じ。

金田氏の講演は、官僚らしく淡々と話し、内容自体は明快で国の方針を論理的に述べていた。飯本氏の講演内容は、一般的で初歩的なもの。大学の現役講師だけあって、分かりすく話されていた。

内容は3点。
①食品安全行政とは 放射性物質とは
②kgあたり100bqという基準
③現状、放射性物質はどうなっているか

特に安全基準について、『相当に安全をみた数値』ということで、その基準の厳しさを丁寧に説明されていた。




飯本氏の講演は放射線防護というより、その以前の追加被ばく線量の求められ方に比重が置かれた内容となっていた。

印象的な言葉は『その立場によって被ばく限度値が違う』、『状況が変われば安全の数値も変わる』。しっかりと言い切っていた。原発事故から間もなく3年を経て、“確定”された言い方という印象。



その後に意見交換(質疑応答)があり四人の方が質問に立った。

『孫に福島の米 このままで良いのか?』、『甲状腺の検査結果が医大と共同診療所の結果が違う。なぜか?』などの質問があった。



参加してみて、今まで知り得た情報の整理や情報の更新ができて良かった。

また、金田氏の講演で食品の安全基準の設定の変遷を知り、関係者の努力に頭が下がった。国レベルの「基準」、しかも健康に影響する可能性を排除できず、かつ前例がない中で作る事は困難な作業であったとこを理解することができた。



講演後は、館内の展示物を見て回った。


住宅除染の模型。よくできている。

「除染ってなに?」は、理解はできるが、そんなに放射性物質は大きく無い、と言いたくなってしまった。


この模型では、赤玉が放射性物質となっていて、この赤玉を取り除く事が除染という説明はしやすい。

しかし、白玉と赤玉の割合と、実際の汚染レベルは違い、(結構汚染しているという)誤解を与えかねないか心配になった。


*参考

◇厚生労働省

規制対象とする放射性核種の考え方について(PDF)

近所の除染、本格化

私の住む地域の除染が本格化してきた。


私の住むアパートの裏の空き地では表土の鋤取りと除去土を仮置きする埋設穴の掘削が行われいた。


また隣の家では作業員がペガサス(4足脚立)を使い雨樋の洗浄などが進められていた。


旧郡山市内の周辺は今が作業のピークと思われるほど、方々で作業員を見かける。


縦樋下や流水流入箇所、側溝や集水桝など線量が比較的高い場所の除染を徹底して、事故なく進めて欲しいと思う。

書籍『図書館がまちを変える』...福留 強 著

福島民報の書評欄を見て、すぐに購入。

読み始めから一気に読んだ。

著者は社会教育施設 としての図書館を『本を中心にして「学習情報提供機能」、「学習相談機能」を専門に行う施設』(p20)と定義している。


また、『まちづくりには、有力な指導者や調査マンなどの実践者が必要です。・・・(中略)・・・(図書館を)活用する人を育てることも図書館の役割』(p31)という考え方には頷かされた。


本の中では全国各地の図書館の取り組みが紹介されているが、一番目を引いたのが、隣県・茨城県の大子町の図書館「プチ・ソフィア」中心とした取り組み(p130)。


町は読書のまち宣言 」をして心の豊かさを次世代に伝えたいとしている。

宣言の概要は以下の通り。

・赤ちゃんに「ブックスタート」

・園児に「読み聞かせ」

・児童生徒に「朝の読書」

・親子に「家読(うちどく)」

子どもの成長に合わせて、それぞれのステージ(家庭・学校)で本と触れ合うことを目指している


この取り組みはさっそく成果を出し、「まったく本を読まない子」が半年で二割減少したという。


幼い時から本に自然に触れる事ができる環境になれば、大子町が目指す“心の豊かさ”が育まれるばかりか、本を使い調べる・実生活に活かすという行動も身に付くのではないだろうか。

本人にとっても地域社会にとっても良いことだと思う。



図書館は、本を読む・借りる場所だけでない事が、この本を読むと実感させれれる。

街の知の拠点として、人生や生活、仕事、そして社会を支える重要な役割が図書館にはあると私は思った。


著書に登場した図書館を以下に挙げる。


駅と直結

北海道大空町 女満別図書館

富山県 舟橋村立図書館


駅直近

山梨県立図書館

熊本市 くまもと森の都心プラザ図書館


子ども図書館

千葉県柏市 こども図書館

岩手県岩泉町 子ども図書館  *震災後、寄付により新設

千葉県松戸市立図書館 子ども読書推進センター

東京都杉並区 阿佐ヶ谷図書館

東京都江戸川区 篠崎子ども図書館

*文部科学省 「子ども読書の街

福島県大熊町 教育委員会 *参考:熊町小学校

富山県小矢部市民図書館 おとぎの館


まちおこし・まちづくり

福島県東白川郡矢祭町 もったいな図書館

茨城県大子町 プチ・ソフィア

北海道上川郡剣淵町 絵本の館

佐賀県 武雄市立図書館

滋賀県 湖南市立図書館

新潟市立 豊栄図書館  
東京都 調布市立図書館


複合施設

滋賀県愛荘町 愛知川図書館

山形県 村山市立図書館

さいたま市 中央図書館


景観・既存施設融合・デザイン

東京都 北区中央図書館

大分県 豊後高田市立図書館
長崎市立図書館


大学図書館

千葉大学

信州大学

立教大学

山手線沿線私立大学図書館コンソーシアム

多摩アカデミックコンソーシアム

聖徳大学