「コミュニティーパワー国際会議 2014 in 福島」
「コミュニティーパワー国際会議 2014 in 福島 」に参加した。
3日間に及んだが、学ぶことが多かった。
一日目 1月31日(金) 14:00~16:30
二日目 2月1日(土)10:00~17:30
福島文化センター
三日目 本日 13:00~18:00
喜多方プラザ文化センター
再生可能エネルギーを地域エネルギー(コミュニティーパワー)と位置づけ、その普及のための国際的な情報交換の場で、最新の事情が披露された。
再生可能エネルギーの普及は中央集権型の社会を変え、新しい地域社会の出現に大きく貢献する。「地域分散型ネットワーク社会」の実現に必要なものだと感じた。
福島県は2040年に県内需要量を100%、再生可能エネルギーで供給することをを目指している。 *参考:福島県 「再生可能エネルギー先駆けの地アクションプラン(概要)」 (2013年2月7日)
そのためには再生可能エネルギーの普及、198万人県民の暮らす自宅、地域(行政区)、53市町村に根付かさせる必要がある。
そのためには各自治体よりも細かな、旧村町単位や行政区単位で“おらがエネルギー”を考え、実践しなければならないかもしれない
福島県は目標達成の過程の中で、住民に“自立”の意識が生まれ、県内にネットワーク型の社会が作られる可能がある。
まずは、再生可能エネルギー自給率100%を達成しなければならない。
3日間聴講して印象に残った言葉を以下に挙げる。
[オーストラリアの風力発電]
・オーストラリアでは風力発電がまだ始まったばかり。講演者(タリン・レーン)の風力協同組合は本人を含む3名の従業で、出資者2,000名から980万豪ドルを集め、2011年に発電所を竣工。
・出た利益はファンドを作り市民活動に提供しているという(昨年は37団体)。“地域でお金が循環”する環境を作っている。
・系統への接続や反対する住民など困難を乗り越え、コミュニティとのコミュニケーションを大切にして、厳格なコンプライアンスを守り、様々な活動をしている。
・エネルギーの周りにコミュニティーが広がる風景をめざし、関係者に真意が伝わるように工夫し、継続して活動を続ける必要がる。
[風力発電]
・“風は地域のもの”だから地域に風力発電所を作る。見える風車が、見えない場所に電力を送っているのでは地域の理解は得られない。
・系統に接続するには安定供給が必要なので蓄電設備などを用意する必要がある。風力発電の参入には地域の一定規模の企業が望ましい。
・羽が50mと長大なため輸送の問題もある。山は風が乱れたり、台風や雷(冬の方が強い)の影響など、自然環境との闘いでもある。
・ここは避けるべきという場所には建てない、というルール。『ここがポテンシャルが高いからやらせてくれ』ではダメ。
・環境アセス 時間を短縮するのではなく、じっくりと行ったほうが、結果時間の短縮になる。
・立地調査で6年~9年かかる←風を計測して“不適”という場所が半分
・野鳥の会の存在は大きい。よくコミュニケーションをとらなければならない。
[その他再生可能エネルギー]
・太陽光では、福島県に大きなディベロッパーが進出しているが、地主は土地代をもらうだけ。“植民地的発電”が行われている。その点では、原子力発電と何が違うのか悩むことがある。
・再生可能エネルギーとはいえ、メガソーラーや風力発電所の建設は“開発”。地域の自然にどのように影響を与えるか 具体的に例示し住民の理解を得る必要がある。
...最終日、全てのプログラムが終わってから檀上に全国の“ご当地エネルギー”の推進者が登壇。皆さんの笑顔で会議が締めくくられた。
相馬市立図書館と南相馬市立図書館
今日から始まる「コミュニティーパワー国際会議 2014 in 福島」に参加するため、南相馬市に向かった。
国道4号線を北上し、国道115号線に入り東に向かうと、雪が舞い出した。
“復興道路”相馬福島道路 (自動車専用道路)の橋脚が見えた。
工事は順調のようだ。
この道路で福島~相馬間の流通が安定し、行き交う人々も増えると期待されている。
相馬市内が近づくと晴れ間が見え、市内はすっきりと晴れていた。
今回も図書館を訪れた。
まずは「相馬市図書館
」。JR相馬駅前の振興ビルの中にある。去年の3月29日以来、二度目。
...しかし、今日は休館日で中を見る事ができなかった。
内部の様子は思い出せるが、案内図を見て館内を確認した。
広くはないが、コンパクトに機能が凝縮していたという記憶がある。
...会議の会場がある南相馬市の市立図書館にも行ってみた。
「南相馬市立図書館
」は2009(平成21)年12月にオープンした、また新しい施設だ。
交流センター、情報センターとしての機能も持ち、マルチメディアホール(145席)、大・中・小の会議室などが同じ敷地にある。
蔵書は33万5千(開館当初)で、書架が吹き抜けのフロアーに整然と並んでいた。
座席数は館内に約450席あり、屋外にも120席あるという。
ゆったりと、本が読める雰囲気だった。
郡山駅に行く手段
今日、ある店で、隣のお客さんから話を聞くことになった。
自宅から郡山駅への移動手段についてだ。
『駅付近に呑みに行く場合、最近ではバスを使う。代行は待ち時間があるので、(最終の)バスで帰ってくるようにする。』
『バスは片道¥310で高く、駐車代の方が安い。でも、バスは気が楽だし、呑んだ場合は代行の問題もある。バスを使う事が多くなった』
『タクシーは雨や雪の日はなかなか来ない。時間が読めない。バスは遅れる事もあるが、必ずくる』
『この間東京に泊まり掛けで行く日、タクシー呼んだが、雪が降っていたため、なかなかこないので自家用車を使い、大町の駐車場に停めた。
翌日、東京から帰ってきて出庫しようとしたら、駐車代が¥7,000近くになっていた。一日上限¥○○という場所を探す暇がなく、いつも利用している場所に停めたら高くついてしまった』
『駅に行くとき、周辺の駐車場が空いているか分からなくて不安な時がある』
など等、話は尽きなかった。
新幹線と映画、この二つは郡山駅に行かなければ利用できない。
これだけでも市民にかなりの需要があるのではないだろうか。
ここに、買い物や飲食が加わり、現状は自家用車が利用され、駅周辺は混雑し駐車場が不足する。
道路と整備したり、駐車場を増やせば、ますます交通量や利用者が増え混雑は変わらない、と複数の友人から聞いた事がある。
今後、道路などのインフラが老朽化しその復旧費用で予算を向けざると得ない。また駅周辺の土地を駐車場にしておくのはもったいない。
バスの定間隔性や定時制、乗り心地、料金などを改善し、始発と最終便の時間を変え、利用者を増やす事に本気で取り組む必要があると感じた。
バスの利便性が高まれば、駅前の過度な混雑が解消するばかりでなく、気軽に駅周辺=街なかに行く市民が増えるのではないだろうか。
バスの他、磐越西線、磐越東線、水郡線、東北本線の列車の利便性を高めるなど公共交通機関の役割を見直し、生活に浸透させる時代となったような気がする。
公共交通機関の利便性が向上することは、高齢化社会からの要請でもある。
郡山市にはこれができる環境だと思っている。






