戻らない宣言
朝から小雨が降り続いた。作業は中止。私は事務処理を進めた。
今日、新聞では大熊町の住民が重大な決意をしたことを伝えていた。
*出処:福島民報 本日付け 紙面より
記事によると、帰宅困難区域に指定されている行政区(野上1区)の区長が、住民約200名への意向調査の結果を受けて、『町へは帰らない』と宣言文書を副町長に手渡したという。
意向調査は全国に避難している全60戸にこの“宣言”が載った文章送付という形で行われ、10数戸から賛同を得て、他からは『明確な反対が無かった』という。
区長は『70歳を超えた我々には時間がない』として、帰還しない住民への支援制度の確立を求めていたと、記事では伝えていた。
飯館村と双葉郡8町村で“帰還しない宣言”をした地区が初めてかは定かではないが、この意思表示は非常に重いと思う。
国は帰還を前提とした支援制度を設計・実施しているが、帰らないと決めた住民が避難先で人生設計をやり直し、生活を継続できる支援策を、高齢者にも分かり易いように提示すべきだ。
この決定をした区長は、将来を見据え、断腸の思いだったと思う。
原発事故から3年4か月。政府には住民の生活と“時間と老い”に想いを馳せ政策を立案して欲しい。
*参考
・大熊町野上1区の位置 *出処:大熊町復興サイト 「町の状況 」




