放射線の健康影響に関するセミナー
仕事を早上がりさせてもらい、一旦帰宅後に福島を目指した。
「放射線の健康影響に関するセミナー」に参加するためだ。
このセミナーには事故後、毎週日曜日に地元紙・福島民報に『放射線QA』を連載している長崎大学の高村昇先生が講師として招かれている。
氏の解説はわかり易く、震災後から継続的な支援をしている長崎大学の活躍もあることから、氏に興味を持ち、平日にも関わらず出席することを決めた。
開始から10分遅れで会場である環境省福島再生事務所に到着。
席は後方から埋まっており、私は三列目の、真ん中に落ち着いた。
内容は二つの講演と意見交換(質疑応答)。
・「福島のものを食べても大丈夫?-コープふくしまの食事調査から-」
佐藤理 氏(コープふくしま)
・「放射線被ばくと健康影響」
高村昇 氏(長崎大学)
コープふくしまの取り組みは過去に聞いたことはあったが、継続的に粘り強く検査(陰膳検査等)を続ける姿勢には頭が下がった。
彼等の取組みで安心を取り戻している市民は少なくないのではないかと思った。
高村氏の話は、分かりやすく、データを示しながら丁寧に説明されていた。
私は、今までの知識や情報を補強し更新することができた。
講義の後の意見交換(質疑応答)では、放射線に対する懸念が払しょくされていない現実を知る事になった。
・(検出限界値未満でも)食えとは言えない。『安全です』と言われ、押し付けられている。これはおかしい(川俣町の方)
・事故当時に福島市市政だよりで『放射線による影響はまったくない』と書かれていたが、それは言い過ぎだったと思う(福島市の方)
今後も機会があれば、放射線に関するセミナー等に参加し、現状を知り、自分の情報を更新し続けたいと思う。
自主除染の賠償
今日の福島民報では「東電 自主除染も賠償」と一面で報じていた。
私は、郡山市内の除染をしている時、住民の方から『(除染開始まで)待てなくて自分で除染した』という話ををよく聞いた。私は『後で費用が請求できるかもしれないから、領収書など取っておいた方がいいですよ』と言っていたが、ほとんどの方が『(領収書)は捨てちまったぁ』と答えていた。
原発事故から3年半でようやく決まったが、『今さら』という人は多いだろう。
しかし、業者に依頼に自宅周辺を徹底的に除染したという家もあったと聞く、この決定は朗報だ。
記事によると県民からの要望と、原子力損害賠償紛争審査会 (中間指針第二次追補 )の方針を踏まえ、自主除染費用の賠償に転換したという。
...第二次追補では、中間指針で示した類型に加え、これまでの指針の対象であるか否かにかかわらず、およそ除染等全般について、必要かつ合理的な除染等に直接要する追加的費用や、除染等の後で必然的に生じた追加的費用、除染等に伴って必然的に生じた減収分、財物価値の喪失・減少分が賠償対象とされています。*出処:中間指針第二次追補Q&A
p27
賠償対象は震災当日から翌年9月20日までに実施された自主除染でかかった費用の内、「物品購入費」、「外部委託費」等となっている。
*参考:東京電力「自主的除染に係る費用の賠償について 」(2014年9月18日)
以下の35市町村は“自主除染の合理性”を確認することはないという。
・福島市、伊達市、桑折町、国見町、川俣町、二本松市
・郡山市、本宮市、大玉村、田村市、三春町、小野町
・須賀川市、鏡石町、天栄村
・白河市、西郷村、矢吹町、中島村、泉崎村
・石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町
・棚倉町、鮫川村、塙町、矢祭町
・いわき市、広野町、川内村、南相馬市、相馬市、新地町
私も実家の除染を自主的に行ったが、請求するかはこれから考えたい。




