星総合病院跡地
大晦日に夢のある話が持ち上がった。
星総合病院の跡地に高齢者向けの“新しい形”の集合住宅ができると、福島民報が伝えていた。
上層階(3F~6F)に60部屋程度の高齢者向け住宅。
下層階(1Fと2F)は一般向けに開放し、食に関連する多目的施設や認可保育所などの入居を想定しているという。
駅からすこし離れた場所で国道4号線も通るが、歩道は広く開放的な空間なので、入居者は快適に過ごすことができるのではないだろうか。
直近の大重商店街や駅との導線上にある大町商店街、日の出通り商店街などに歩いて楽しめる空間や魅力ある店舗が増えてゆけば、駅の西北エリアの活性化につながると思う。
今後の動きに注目したい。
人口減少への不安
今日から正月休みとなったが、新聞の一面に「不安」との文字を見て気を引き締めた。
福島県は1998(平成10)年に213万8,454人をピークに減り続け、東日本大震災以降に200万人を切ってしまった。
今月1日現在、福島県の人口は193万6,008人。この16年で20万人も減ってしまった。
この状況で行われた世論調査(2,053人が回答)で、人口減少に「不安を感じる」が41%、「やや不安を感じる」が29%という結果になったという。
また、「不安を感じる」と答えた方の26%が「労働力・経済力の低下」、21%が「過疎化の進行」、17%が「社会保障費の増加」を挙げている。
頷ける回答内容だ。
原発事故がなければ、福島県はこんなに早く200万人を切ることはなかったと思う。
自然、都市、食と農、そして東京からの近さ、福島県には人を惹きつける魅力がある。
風評を払拭し、イメージを好転させれば、自然と人の流れは生まれるほどの能力が福島県にはあると思う。
そのためには、県民が元気を出さなければならない。
住んでいる我々が楽しみ、充実した生活を送ることが必要だと思う。
行政などが中心となって風評克服に向けた情報発信(空間線量、農漁業品の放射能レベルなど)は引き続き粘り強く行うが、県民の笑顔や充実した生活状態には敵わないと思う。
福島県はまだやれる。
仕事納め
“現場を見て欲しい”と去年現場で知り合った知人から言われ、再び除染現場の監督補佐として現場に入った。
震災から3年ということで、住民の方からは『今頃か』『やっと来たか』と皮肉を何度も言われたが、作業が終わった後に感謝の言葉を言われ救われた。
三箇所目の工区では線量が低く『うちはやらなくていい』という住宅も見られ始めた。また、線量の劇的な低減が見られず、仕上げの美しさが除染成否ともなった。
三年目の除染。
考える事が多かった。住民の方々の放射線に対する二極化(気にする方と気にしない方との差)を目の当たりにし、説明に苦慮した時もあった。
郡山市は来年の終了予定はずれ込みそうだが、目途は立ったと思う。
今後は、線量が低く(敷地全体の空間線量0.23μSv/h以下)、除染が不要、もしくは一部(縦樋下、流水面など)除染になり、物件の処理スピードも加速するだろうと思う。
“世紀の公共事業”で“世界に類を見ない事業”の過渡期を現場で見る事ができたのは勉強になった。
中間貯蔵施設への搬出や、中間貯蔵施設の運営、30年後の最終処分場への搬出などに対する視点も変わってくると思う。
夏場に熱中症の作業員が出るなど問題もあったが、なんとか今年も終わる事ができた。
残り二か月、一生懸命働きたいと思う。


