作業員に感謝...常磐自動車道を通って
昨日、石巻に行くために、いわき市を経由して常磐自動車道を利用しました。
今月14日に全線開通して、初めて利用することになりました。
*参考:NEXCO東日本 「常磐道を利用される方へ 」
本来ならば2011年度中に浜通りは高速道路で結ばれる予定でしたが、東日本大震災で工事は中断し、原発事故の影響で開業区間も一部通行止めとなっていました。
*撮影日:2012年3月1日
その後、通行止めと工事区間の放射線量調査から始まり、除染作業を経て工事再開になり、4年遅れての常磐富岡IIC~浪江ICが開業となりました。これで先行開業していた相馬IC~宮城・山元ICと合わせ、常磐自動車道が全線開通しました。

放射線を気にしながらの作業は、精神的にも大変だったと思います。
この真新しい常磐自動車道を通り、全線開業に携わった関係者、なかでも現場で作業を進めた全ての作業員に感謝したいと思いました。
ありがとうございました!
楢葉で思ったこと
久之浜を後にして、私は楢葉町に向かいました。
楢葉町 が主催する「楢葉ならでは祭」に参加するためです。
会場となっていた楢葉中学校や「ここなら商店街」には多くの人出がありました。

楢葉町は避難指示解除→帰町に向けて政府と協議しています。
政府は4月中にも帰町に向けた長期宿泊の許可を検討しているようです。
全町避難から4年。町のいたるところに時間の経過を物語る光景がありました。
町内は住宅除染や道路除染が終了していました。
道路除染では法面のコンクリート壁やブロックの洗浄が行われた痕跡が見られました。

しかし、洗浄は全面ではなく、2m程度の高さまで、線を引いたように行われていました。
おそらく、人間の身長までは洗浄染、それ以外はしないということでしょう。
この光景は異常です。これほど目につく場所を、このような状態にするとは。
おそらく、住民が不在の中で行われたために設計通りに進めたのだと思います。
郡山など住民の目がある場所で行えば問題となり、全面洗浄となったのではないでしょうか。
私は、除染という名目で行うのであれば、全面洗浄すべきだったと思いました。
私は除染作業で放射能測定を行っていたため、このような法面コンクリート壁も測定したことがあります。表面は黒いが、表面汚染[cpm]も線量[μSv/h]も低い事が多かったです。雨で流れ落とされたものと推察されました。
だから、ここでは人間の身長まではと2mまでは洗浄となったのでしょう。
しかし、これを見て住民がどのように感じるかへの配慮が無いと思います。黒い部分が残っていれば、いくら汚染レベルが低くても気になるものです。『汚染箇所が残っている』とも思ってしまうかもしれません。
この光景は、除染作業の本質を象徴していると私には感じられました。
...帰りは、国道6号線を歩き、隣の木戸駅を目指しました。
中間貯蔵施設の用地取得が進まず、ここからフレコンパックがいつ無くなるのかは分かりません。
...私は竜田駅から楢葉中学校、楢葉町役場、そして国道6号線を通り木戸駅まで歩きました。
ここになぜ人がいないのか、私は不思議な気持ちが抜けきれませんでした。
帰町と新たな町づくりには困難な伴う事は、この現場に立てば誰もが感じると思います。
政府などの財政的援助も必要ですが、その実現のためには福島県民と国民が楢葉町の方々に寄り添う気持ちが必要なのではないのか、と私は考えました。
私にできることは、していきたいと思います。
...JR竜田駅のそばにある龍田神社い参拝しました。

境内には綺麗な梅の花が咲いていました。

四季折々の風景は変わらず、繰り返されています。













