【通学路21】栃山神小学校
今朝も“夏っ!”と勘違いするほどの青い空と強い日差し。
今朝は国道49号線を東へ向ってペダルをこぎ、栃山神小学校の通学路の状況確認に向かった。岩作と谷田川の境付近、宇津峰の稜線がはっきり見えた。
国道49号線は民家が無い区間の歩道が整備されていない。
私の右脇を車両が次から次へと通り抜けて行った。東北2位(郡山)と東北3位(いわき)の都市を結ぶ国道であることを改めて思った。

出発から約50分。小学校に向かう県道40号飯野三春線と分岐する栃本交差点に到着。
ここから、急で長い坂道を登ってゆく。

この道を進んだ先にある急カーブ。危険箇所(番号4)に指摘されている。歩道はあるが下校時は車と対面することになる。対策は未定。

歩道は1mを超え、縁石も設置されているがこのカーブが続く箇所が危険箇所(番号1)に指摘されている。対策は未定。

栃本交差点から約10分で栃山神小学校に到着。
地図を見ると、標高458m「栃山神」の北西200mほどの場所、愛宕神社の参道の中間に校舎がある。
愛宕神社の狛犬の向こうに校舎。独特の雰囲気。社は左奥にある。参道上に校舎があることになる。
...栃山神小学校は1873(明治6)年に開校された道渡小学校をルーツを持ち、1888(明治21)年に現在地に移転された。
現校舎は1987(昭和62)年に改築され、東日本大震災で半壊した体育館は2年前に完成したばかりだ。
児童数は、1966(昭和36)年には400名を超えていたようだが、今年6名の一年生を迎え全校児童は37名となっている。*出処:栃山神小学校HP 「学校長よりご挨拶
」 「沿革史
」
通学路について、市は合同点検を行い、5箇所の危険箇所を指摘し、一部対策されている。*参考:郡山市HP 「通学路の合同点検(2013年8月7日 )」 「危険箇所図 」 「対策一覧表 」
...国道49号線の交差点から、県道飯野三春線の坂道を、子ども達は約20分歩き続ける。6年間で鍛えられるのではないだろうか。
坂を上りきると、やや下っている道を歩き、前方の横断歩道に向かう。
反対側(北)からも坂を上って、子ども達がやってくる。
坂の下には市道との交差点があり、危険箇所(番号5)に指摘されている。“走行車両が速度が速く危険”という事だが、対策は未定となっている。
子ども達はこの交差点から坂を上る。幅の広い歩道が整備されている。
登校時は車との対面歩行となり、スピードを出す車両に恐怖を感じるかもしれないと思った。
坂を登りきると、南からやってきた子ども達と同じ横断歩道にたどり着く。
子ども達はこの横断歩道を渡り、坂と階段を上り校舎に入ってゆく。
この場所は危険箇所(番号2)に指摘されており、「路面標示(減速)」「カラー舗装」が対策として施されている。

*横断歩道の奥が校舎
この道(県道飯野三春線)は切れ目なく車両が通る場所ではないが、制限速度40Km/hをはるかに超えるスピードで通り抜ける車は少なくなかった。
この横断歩道は通学時には両側を見通せるが、下校時は死角が発生する。
まったく両側を見る事ができない。学校では、横断歩道の前に「カーブミラー」の設置を要望したが、前述したカラー化などが優先されたという。
下校時、子ども達は必ず、手前の柵の前で止まり、歩いて横断歩道手前の白線まで行き、左右の安全と目を耳で確認してから、渡るようにと指導しているという。 *校舎を背にして横断歩道を撮影
また、全ての子ども達が下校するまで、この場所に教師が必ず立ち、安全を確保しているという。
冬場などは斜面が凍結することも合わせて考えれば、かなり危険な場所である事が、この場に立って分かった。
「カーブミラー」の設置で全てが解決するわけではないが、必須だ。
...国道49号線の様子。
栃本交差点を過ぎしばらくすると、前方に複数の車両のかたまりが見えた。

*右前方は東山
そこには、保護者の方々の姿が。聞けは、子ども達を送り届けたところだという。国道沿いの歩道が無い区間を歩かなければならない、横断歩道がなく国道を渡れない等という子ども達をこの場所まで送り、ここから子ども達は集団登校するという。
子ども達は国道49号線を下り、栃本交差点を目指す。
途中にあるJA二瀬支店前の横断歩道付近が危険箇所(番号3)に指摘されている。

一見、見通しが良いようだが、坂の途上にあり、国道でスピードを上げる車を多いため、前後の緩やかなカーブを抜けて歩行者を発見しても遅い可能性もある。
対策として標識と「横断注意」という路面標記が横断歩道の前後に設置されている。
ここを利用する子ども達の姿を確認できなかったが、ここを渡るのであれば横断歩道の手前に大き目の注意喚起標識を立てるべきではないかと思った。スピードを出す車両に確実に見えるような工夫が必要だと思った。
...栃山神は「ほたるの里」だという。
学校の北を流れる黒石川や、南の谷田川にそそぐ沢に「ゲンジボタル」や「ヘイケボタル」が生息しているという。今度。見に来たいと思う。
「栃山神自然を守る会」がたてた“ほたるの里”の案内板の前で犬の散歩をしていたお父さんが休憩していた。のどかな光景だった。
【通学路⑳】御舘小学校 下枝分校
夏のような朝を迎えた。日差しは強く、気温は高かった。
昨日と同じように、県道65号(小野郡山)線を東へペダルをこぎ、御舘小学校の手前にある、御舘小学校下枝分校に向かった。
出発してから約1時間、4つの峠を越えて、現地に到着。
校舎は、中田行政センターに隣り合っており、県道から30mほど入ったところにある。

学校入口付近は唯一の危険箇所(番号5)に指摘されている。
歩道はないが対策として県道の舗装が再整備され、区画線が引かれ直され路側帯も広くなったという印象を受けた。
校舎は平屋が二棟あり、渡り廊下を経て奥に新しい体育館がある。
グラウンドは小さいが、1~3年生の子ども達にとっては程よいサイズではないかと思った。
校舎の南、県道沿いには大きな駐車場がある。行政センターと兼用のようだ。
保護者の車で送られてきた子ども達は、歩行者専用道を通って校舎へと向かう。
...本校(御舘小)同様、1873(明治6)年に開校と歴史は古く、下枝小学校をルーツに持つ。分校(当時は分教場)となったのは1903(明治36)年。
市の合同点検は本校のそれに含まれると思われ、2013年11月に行われている。危険箇所の番号5が分校付近にあたる。*参考:郡山市HP 「通学の合同点検(2013年11月8日)
」 「危険箇所図
」 「対策一覧表
」
私は校舎に近い県道沿いに立ち、子ども達の登校状況を確認した。
北から3人、南から中学生を含む3人が路側帯を歩いてきて、バス停の向いで合流した。
校舎に入ると思ったら、しばらく彼らは待ち続けた。
一年生を含む3人の男の子たちは奥まった場所で石を投げて遊んでいた。
そうしているうちに、南から小野(小野新町)駅行きの路線バスがやってきて、子ども達は乗り込んで行ってしまった。
このバスは本校前を通ることから、私は『今日は本校で合同の行事があるのだろう』と思い、分校の周りを歩いてみようと校舎に向かった。
すると、まもなく子ども達の明るい声が聞こえ、3人の姿が見えた。
『!?っ』
私は状況がのみ込めず、子ども達に話を聞いてみた。
『(バスに乗った彼らは)本校に行く』というのだ。
学校(分校)の目の前からバスに乗って本校に通う子と、その学校に通う子を同時に見て、私は驚いた。こんなことがあるのかと。
すると、女の子は『私はこっち(分校)がいい』と言い、もう一人の女の子も『こっちの方が楽しい』と笑顔で話をしてくれた。
ただ、二年生の男の子は『本校に行きたい。(人が)いっぱいいるもん』と照れながら語った。
それから10分後、残りの3人の子ども達が駐車場の方から歩いてきた。
1人は黄色い帽子をかぶった一年生で、元気に挨拶に応えてくれた。
バスで本校に通う子ども達は歩いて停留所まで来ていた。他方、分校の子ども達は保護者の車で送られてくる子が多いという。
本校に通わせるか、分校が良いのかという選択は各家庭にあったであろうし、当の子ども達には様々なな思いがあるのだと思う。
正解は無いが、それぞれに良い部分が子ども達に伝わり、それぞれに不足している部分を教師と地域社会、そして行政が補うような努力が必要だと、改めて思い知った。
【通学路⑲】御舘小学校
朝から強い日差しが照りつけた。
御舘小学校の通学路の状況を確認するため中田町に向かった。
県道65号小野郡山線を東に、阿武隈高地の山々を目指してペダルをこいだ。この間は、峠を越える度に学校(学区)がある。最初の峠を越えて見えてきたのが県立あぶくま養護学校だ。
*田村町(下行合)と中田町(赤沼)の境界付近。右奥に養護学校がある。
出発から約1時間。五つ目の峠を登り切り、下ると間もなく御舘小学校に到着。
校舎の南には、東西に県道小野郡山線が走る。交通量は多く、この時間帯は郡山方面へ向かう車両が多かった。
子ども達は、三方向から小学校に通うという。
県道の東からやってくる子ども達は、校長先生の誘導を受けて元気に学校に向かっていった。
小学校の東隣には中学校があるため、児童と生徒が並んで登校する姿も見られた。学区もほぼ重なるため、“小中一貫校”のようだ。
ちなみに、今日は午後から小中合同で「防犯教室」と「引き渡し訓練」が行われるという。
上の写真の坂を上りきったところに中学校があり、手前の道を折れ細い坂道を登ってゆくと小学校にたどりつく。
御舘小学校は1873(明治6)年に下枝・柳橋・黒木に作られた小学校をルーツに持ち、1903(明治36)年に現在の場所に御舘高等尋常小学校が移転・新築されたという。児童数は95名で、今年13名の一年生を迎えている。
なお、学校の“みがけ我らは黒石みかげ”という標語は、校舎の約4km東にある黒石山から産出される良質な御影石に由来するという。*出処:御舘小学校HP 「学校長よりご挨拶 」 「沿革史 」 「グランドデザイン 」
また、柳橋地区では郡山市指定重要無形民族文化財の「柳橋歌舞伎」が演じられており、街中では常式幕をモチーフにした壁をあちこちで見る事ができた。
*参考:柳橋歌舞伎保存会HP(http://yanagihashi-kabuki.jimdo.com/ )
通学路に関して、市による合同点検は済んでおり、6箇所(うち1箇所は下枝分校)の危険箇所が指摘され、一部対策済みだ。*参考:郡山市HP 「通学の合同点検(2013年11月8日)
」 「危険箇所図
」 「対策一覧表
」
...校門前は危険箇所(番号2)に指摘されているが、横断歩道の前後の舗装がカラー化されていた。子ども達は歩行者用ボタンを押し、信号が変わってから坂道を上り校舎へと入ってゆく。
坂道の手前にある自動販売機のスペースは保護者の車で送られてきた子ども達が下りるスペースになっているようだ。
御舘小学校は学区が広いということもあり、最近では送迎が増えているという。
上の写真の手前も危険箇所(番号1)に指摘されている。ここを小学生は通ることはなく、中学生が自転車で通過していた。
傾斜のあるカーブで見通しが悪い。路側帯も狭く危険だと感じた。対策は未定。
西から来る子ども達の通学路の状況。県道の路側帯を歩いてくるが、カラー舗装は剥げかかっていた。学校からは再カラー化を依頼済みだという。
歩いてきた子ども達は、右に折れてゆく。路側帯が狭く、ここまでカラー化が必要だと感じた。

*東を背に撮影
その他の危険箇所は東側にある。
危険箇所(番号6)。カーブで見通しが悪いが、幅の広い歩道が整備され歩くには支障がないと思われた。しかし、スピードを出す車が多い事が気がかりだ。
さらに東側。ここは危険箇所にはなっていないが、緩やかな坂のカーブの途上にある横断歩道の前後がカラー化されていた。
柳橋地区の県立安積高校御舘分校に向かう県道との交差点。危険箇所(番号4)に指摘されている。交差点内がカラー化され、対策されている。
しかし、この交差点を超えると歩道が無くなり、歩く場合は歩道に出なければならない場所もある。
この交差点の先にある交差点。危険箇所(番号3)に指摘されている。
路面に減速標示があり交差点もカラー化され対策されている。
ただ、路側帯はほとんどなく、このカーブが続く見通しの悪い道を歩行者は車道を歩かざるを得ない。
現在、子ども達が通学路として利用しているか、今日確認することはできなかったが、子ども達が歩くのであれば、路側帯の拡幅とカラー化が必要な場所だと思った。
...疑問に思った場所が、県道小野郡山線が御舘中学に分岐する手前(柳橋方面)の整備された歩道。
この歩道は「歩行者専用」になっているため自転車が通行できない。標識は無いが、警察からそのような指導があったという。
御舘中学の生徒達は、通行量が多く路側帯のほとんどない県道を走行していた。















