熱闘! 政治家への道 ~元高校球児の夢~ -142ページ目

双葉郡に“廃炉工学科”の設置を!

3日前の地元紙記事より。


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福島第一廃炉へ人材育成 経産相の来年度予算 大学に助成」 (福島民報、2012年8月25日)
...廃炉は30~40年程度かかると見込まれて、中長期的な視点が不可欠。大学などへの研究助成を通じて廃炉技術を確立できれば、将来の廃炉作業を主導する技術者の育成につながる。海外の老朽化した原発で廃炉技術を活用する狙いもある。

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この大学に地元、福島大学が候補として挙がるかは微妙ではないだろうか。



福島大学には理工学部(共生システム理工学類 )があるが、原子炉廃炉の研究・技術開発にはほど遠い学科がならぶ。

*「人間支援システムマネジメント」科、「産業システム工学」科、「環境システムマネジメント」科の3つ


関連技術に関われるかもしれないが、主要技術への関与には疑問符が付く。



ならばこの助成金は、どこに使われるのか?



日本大学工学部(郡山市)か、福島県以外にある大学か。

おそらくは、原子力関連学科のある大学になるのではないだろうか。



悔しい話だ。


史上初めての複数同時メルトダウンを起した原子炉の廃炉に関する研究と技術開発とその実証の主役に、地元の研究機関の核となる大学がなれないとは...。



私は、まだ遅くはないと思う。福島県に原子力関連の学部学科を新設することが、だ。


そして、この学部学科が、関連する知と技術を収集・蓄積し、人材を育成し、原発の廃炉をリードしつつ“廃炉産業”を確立することで、地域社会と地域経済の活性化をもたらすのではないかと考える。



この学部学科を新設する候補は、福島大学か東北大学。

場所は、双葉郡内の福島第一原子力発電所直近の低線量地が多くある、広野町・楢葉町付近が適しているのではないか。


福島大学に工学部を新設して廃炉工学科を置くか、東北大学工学部に廃炉工学科を設け双葉郡にサテライトを置くか。


また、この未曾有の原発事故を世界の知識とするために「除染工学科」と「ロボット工学科」の設置も合わせて検討するのはどうだろうか。


「除染工学科」は言うに及ばず、除染・廃棄物減容化に係る技術の開発、各施設が持つ技術の集約、再汚染メカニズムの解析などを行う。


地球上の人が“除染と言えば、双葉郡にある除染工学科”と言われるよう、人材を育成する。



「ロボット工学科」は、福島第一原発廃炉に必要なロボット技術の開発を行う。


自立式ロボットは各メーカー(たとえばHONNDA(アシモ) )などとの協業で出発し、補助ロボットに特化することが考えられる。


被ばくを軽減するため作業員が装着するタングステンや鉛入りのベストや搬出入資材の重要を軽減する補助ロボットは一日でも早い導入が待たれる。


さらに、この「ロボット工学科」。この補助ロボット技術を、すでに世界的に需要のある介護分野に転用、もしくは新たに技術開発する道も大きく拓かれている。


例えば、この介護ロボット分野を主として「工学部介護ロボット工学科」としても良いかも知れない。


そうすれば、双葉郡ばかりでなく浜通り地区全体が“介護ロボット集積工業地区”として多くの雇用を生む可能性がある。


現場があり、今後30~40年の長くコストの掛かる作業が続く。「廃炉工学」と名の付く学科を設置し、得られる知識と経験を世界へ次世代へ、残す伝える責任が、日本にはあると思う。


私は、福島県双葉郡内に「廃炉工学科」を設置することを、強く望む。

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*資料

原子力工学関連の学科を持つ大学 *出処:Wikipedia

東北大学 工学部 機械知能・航空工学科 量子サイエンスコース

 *参考「東北大学における原子力人材育成の取り組み」(PDF) (2010年)

東京大学 工学部 システム創学科 環境・エネルギーシステムコース

筑波大学 理工学群 工学システム学類

福井大学 工学部 、(研究科) 原子力・エネルギー安全工学専攻

福井工業大学 原子力技術応用工学科

京都大学 工学部 物理工学科 原子核工学コース

(その他:名古屋大学 九州大学 東海大学 東京都市大学 近畿大学

 *参考:経済産業省「原子力分野の人材育成・確保に関する取り組み」(PDF)  (20110年5月)


巣鴨プリズンと高校生の自殺

小説の一部を引用させていただく。

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 ビルの裏手に小公園風の敷地があり、、それをふちどる樹々の葉は枯れはじめていて、黄ばんだり朱に染まったりしている。

 敷地の奥に変哲もない自然石が置かれ、鶴岡は杉野と近づき、その前に立った。石には、永久平和を願って、という文字が刻まれている。その碑は、戦犯を美化するものという強い反対が多い中で、半年近く前に遠慮がちに建立された。・・・(中略)・・・そこには五基の絞首台のある刑場があって、それが取りこわされた後に塚が設けられたが、それも除去されている。公園にほとんど人の姿はなく、石づくりのベンチに二人の若い女が坐って話し合っているのが見えるだけであった。

 鶴岡は、上方に眼をむけた。おびただしい窓の光るビルが高々とそびえ、公園は、深い谷底にあるように感じられる。雲もない澄んだ空であった。

 *出処:「プリズンの満月」(吉村 昭 著) 新潮文庫版 p54

 *太字は筆者設定

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今年、終戦記念日に合わせて読んだ本からの一節。


ここに登場する鶴岡とはこの物語の主人公で元刑務官、杉野とは彼の上司であった元刑務所所長だ。

そして、絞首台とは連合国総司令部(GHQ)に接収された巣鴨プリズンにあったもので、ビルとはその巣鴨プリズン跡に建設された「サンシャイン60」であることは容易に想像がつく。



その、サンシャイン60で一昨日高校生が飛び降り自殺した。

彼の無念と残された親の悲しみを思うと、言葉にならない。

関係者は真相究明を徹底して欲しいと思う。




彼が、なぜここを最期の場所にしたのかは定かではないが、日本の戦後処理、戦後復興にとって重要な役割を果たした巣鴨プリズン跡地であることを知る私にとって、この事件は衝撃だった。


この場所では、元軍人を中心に多くの日本人が命を落とし、人生を変えらた。

*参考:「プリズンの満月}p105では、次の数値を記載→処刑60名、獄中死18名、自殺2名


国家が起こした戦争に身を投じ、裁かれ、巣鴨プリズンで死んでいった先人達は、この高校生の死をどう思っているだろうか。


戦後、敗戦の荒野から出発した日本が豊かになり、その帰結が若者を自死に追いやるものであってはならないと私は思う。


社会をより良いものにしていかなければならない、と私はこの事件で気を引き締めた。



...名も知らぬ、この高校生の冥福を祈ります。

歴史的事業...福島県産米全袋検査開始

世界の農業史に、確実に刻まれるであろう「福島県産米全袋検査 」が昨日始まった。


地元紙・福島民報は一面と社会面で大きく報じていた。


農業者、農協関係者、行政担当者...全袋検査に関わる全ての方は、これから多大な労力と心労を負う事になる。


ただただ、頭が下がる。


しかし、放射能被害の全容と、除染と放射性物質移行阻止の対策の効果、そして風評の払拭にはこの「全袋検査」しかない、と今は思う。


関係者の方々、よろしくお願い申し上げます。


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*追記(2015年1月9日)

福島民報 2015年1月9日付け 紙面より

...震災から、間もなく4年。“検出ゼロ”。風評が残る中、ようやくスタートラインが見えてきたように思う。

全袋検査という重荷を背負わされ続けながらも、徹底した検査を続けてこられたコメ農家や関係者の努力に敬意を表します。ありがとうございます。